アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

自転車で走るならここ!北海道のおすすめルート【道央・道東編】

今週のお題「夏休み」

 

先日投稿した【道北編】の続きになります。

道北編はこちらから↓

 

今回は、道央・道東のおすすめルートをご紹介したいと思います。(※個人の感想です)

 

 

⑥日本最大の砂嘴野付半島

野付半島は、標津郡標津町および野付郡別海町にある砂嘴で全長は約26kmです。その規模は日本最大です。

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砂嘴とは、沿岸流によって運ばれた砂が堆積してできた海岸地形の一つで、嘴(くちばし)状の形をしています。

ちなみに…砂嘴が発達し、対岸付近まで伸びたものを砂州、対岸とつながった砂州陸繋砂州(トンボロ)、陸繋砂州によって海から切り離され、湖のようになった部分をラグーンといいます。…何か地理の授業っぽくなりましたね。笑

 

野付半島に行く場合、国道244号線沿いを進んだ後、道道950号線に入ります。

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あとはひたすら一本道です!

アップダウンがほとんどないため、自転車でも走りやすいのが魅力です。また、天気が良ければ国後島を間近に望むこともできます。

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途中には、以下をはじめとする観光スポットがあります。

  • トドワラ(立ち枯れたトドマツ林の跡)
  • ナラワラ(立ち枯れが進んでいるミズナラなどの林)

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↑トドワラ
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↑ナラワラ

 

どちらも、地盤沈下による海水浸食などによって立ち枯れ・風化が進んでいます

トドワラには遊歩道もあるので、今の姿が消えてしまう前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

⑦地球が丸く見える!開陽台

開陽台は標津郡中標津町にある丘で、展望台もある有名スポットです。

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開陽台へ行くためにはもちろん坂道を上る必要があるのですが、そこまでの道のりは絶景です。両脇には自然林(ミズナラ、シラカバなど)や防風林(カラマツなど)が広がっており、これまでご紹介した道とは違った景色が楽しめます。

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ジェットコースターの路(※「道北編」参照)を彷彿とさせる激しいアップダウンもあります。自転車だとそれなりにシンドいですが、景色を楽しみつつ走りましょう!

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この後、最大斜度の上り坂をクリアすると、いよいよ開陽台が見えてきます。

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開陽台からは、330度の大パノラマで根釧台地を一望できます!地平線に沿ってぐるっと見渡せることから「地球が丸く見える」と言われています。

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⑧樹海を通る巨大な橋!三国峠

三国峠は、上川郡上川町と河東郡上士幌町の境にある峠です。頂上の標高は1,139mで、北海道内の国道で最も高い地点を通ることができます(国道273号線)。

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(※オロロンラインと同様、こちらも天候に恵まれませんでした。。。)

 

上川側から上る場合、銀河の滝・流星の滝や、大雪湖などに立ち寄ってから峠道に入るのもおすすめです。

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大雪湖を過ぎると、緩やかな上り坂が続きます。標高こそ高いのですが、北海道の数ある峠の中では比較的傾斜が緩く、のんびりした気分で上ることができます(…と思っています)。

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しばらくするとトンネルが見えてきます。そのトンネルを通過すればいよいよ頂上です!

頂上についたら、三国峠cafeさんのソフトクリームも是非食べてみてください!

 

また、三国峠といえば樹海の中を通る巨大なアーチ(松見大橋)も有名です。松見大橋を撮影する場合、少し上ったところにある緑深橋からが一番綺麗に見えると思います。

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(こちらの写真も緑深橋から撮影したものです)

 

ただ、緑深橋付近には駐車場や歩道がないため、撮影の際は通行する車やバイクに気をつけましょう。

 

6〜7月に行く場合、上士幌側のルートではルピナスの花を見ることもできるそうです。

(その時期に行ってみたいのですが、なかなか休みが取れません。。。)

 

根室半島をぐるりと一周!納沙布岬

納沙布岬根室市にある岬で、日本本土最東端としても有名です。

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納沙布岬に行く場合、根室市街から道道35号線に入ってしまえばほぼ1本道です。道道35号線は根室半島をぐるりと1周しているので、どちら回りでも納沙布岬にアクセスできます。

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個人的には、納沙布岬からの日の出がおすすめです!日本本土最東端ということで、本土で最も早い日の出を見ることができます。天気が良ければ、歯舞群島を間近に見ることもできますよ。

※千葉県・犬吠埼も日の出が早いスポットとして有名ですが(初日の出の時期は犬吠埼の方が早い)、通年では納沙布岬の方が早いそうです。

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夏至前後に行った場合、日の出の時刻はなんと3:40!錚々たる覚悟で早起きする必要がありそうです。笑

 

納沙布岬近くの鈴木食堂さんでは、普段あまりお目にかかれない生さんま丼を食べることができます。日の出を見た後、是非立ち寄ってみてください。

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襟裳岬に行くならぜひ!黄金道路

最後にご紹介するのが黄金道路です。黄金道路は国道336号線のうち、広尾郡広尾町幌泉郡えりも町を結ぶ区間を指します。全長は約34kmで、金を敷き詰めたように資金を費やしたことからその名がついたそうです。

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広尾側からアクセスする場合、国道336号線を走行していればそのまま黄金道路に入ることができます。

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道中には波を遮るシェルターやトンネルがたくさんあり、道路を建設するのがいかに大変だったかを物語っています。一度通ってみれば、資金をつぎ込んだ理由がわかるかもしれません。

また、夏場には、海岸沿いで昆布漁が見られることもあります

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襟裳岬に行く場合、途中で道道34号線に入ります。

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道道34号線ものどかな道でおすすめです。途中の百人浜オートキャンプ場には何度かお世話になりました。

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しばらく道なりに進めばいよいよ襟裳岬です。襟裳岬はまさに最果ての岬!きっとこれまでにない達成感を感じることができるはずです。

近くの風の館では、強風体験アザラシウォッチングも楽しめますよ。

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おわりに

道北編に引き続き、気の向くままに書かせていただきました。ここまで10か所ご紹介してきましたが、やはり言葉と写真だけでは魅力が伝えきれないので…是非北海道へ行ってその目で確かめてみてください!

 

 

道北編はこちらから↓