今日はあいにくの雨模様でした。。。
水やりが不要なのはある意味ありがたいですが、空が暗いので気分までどんよりします。玄関先のパンジーも、何だか俯向いているように見えます。
さて、今日は花壇・家庭菜園ネタが特にないので「ナンジャモンジャ」についてご紹介します。ナンジャモンジャの名がつくものは複数ありますが(後述)、ここではヒトツバタゴを指すこととします。
ヒトツバタゴは春に咲かせる白い花が特徴的ですが、何故ナンジャモンジャと呼ばれるようになったのでしょうか?子供の頃は面白半分に名前を覚えていましたが、今となっては名前の由来が気になってしょうがない植物の一つです。
ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の概要
科・属名:モクセイ科ヒトツバタゴ属
種別:落葉高木
花色:白
花期:4〜5月
原産:日本、中国、台湾、朝鮮半島など
別名:ナンジャモンジャ、ウミテラシ
花言葉:清廉など
◎特徴:
同じモクセイ科のトネリコ(タゴノキ)に似ていること、小葉を持たない単葉であることから、ヒトツバタゴと呼ばれます。春に白い花を咲かせた後、秋になると直径1cm程度の黒い実をつけます。成長が早く、大きいものでは樹高30mに達するものもあります。
日本では、愛知県・岐阜県・長野県・長崎県(対馬)の一部に自生しています。いずれの地方でも数は少なく、それぞれの県のレッドデータブックに掲載されるほどです。
何故ナンジャモンジャと呼ばれる?
ナンジャモンジャは、もともと「その地域ではほとんど見られないため、誰も名前を知らない植物」の総称です。ヒトツバタゴの自生区域は先程記載したとおりですが、元々は明治神宮外苑に植えられた木が由来となったようです。
明治神宮(東京都)は自生区域ではありませんので、当時の人達は誰も名前を知りませんでした。そのため、ヒトツバタゴ=ナンジャモンジャと呼ばれるようになった、という説が有力です。他にも、「何の木だ?」という質問をしているうちに、ナンジャモンジャになったという説などもあります。
ナンジャモンジャは他にも…
名前の由来から考えると、その地域に珍しい植物であれば何でも「ナンジャモンジャ」と呼ばれ得ることになります。具体的には、クスノキ・イヌザクラ・ニレ・ボダイジュ・タブノキなどにもナンジャモンジャの別名があります。
したがって、必ずしも「ナンジャモンジャ=ヒトツバタゴ」ではないので注意が必要です。
ナンジャモンジャなるゲームもある!
私も調べていて初めて知ったのですが、ナンジャモンジャと呼ばれるゲームがあるそうです。「ナンジャモンジャ」は、ロシア生まれのカードゲームです。
公式サイトによると、以下のように遊ぶそうです。名付けセンスと記憶力がモノを言いそうですね。。。
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①各カードには顔と手足だけの謎の生物「ナンジャモンジャ族」が描かれている
②場の中央にカードを積み、1枚ずつ順番にめくっていく
③めくったカードに描かれているナンジャモンジャ族に対して、めくった人のセンスで名前をつける
④めくったカードは場に溜めておく
⑤以後同じ絵柄のカードがめくられたら、③でつけた名前をいち早く叫ぶ
⑥最も早く名前を叫んだ人が、その時点で溜まっているカードを全てもらえる
⑦最終的に最も多くのカードを持っている人の勝ち
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子供から大人まで楽しめるようですので、興味がある方は一度遊んでみてはいかがでしょうか?
おわりに
ナンジャモンジャは特定の植物を指す訳ではなく、その地域に珍しい総称だったんですね。まさか、同じ名前の付いたゲームまであるとは知りませんでした。
さて、本題のヒトツバタゴに戻しますが、母親の実家・私の実家にも実生のヒトツバタゴが植えられています。
①祖母・母・私の母校である中学校には、ヒトツバタゴの木が植えられている
②母の実家には、祖母が持ち帰った①の種から生えたヒトツバタゴが植えられている(今も健在)
③②の種から生えたヒトツバタゴは、私の実家に植えられている
④③の種から生えたヒトツバタゴは、私の実家で鉢植えの幼木として育ててられている
▲実家のヒトツバタゴ(上記の③)
上記のような経緯があるため、④を私の家に植えたいのですが…木が大きくなるためなかなか踏ん切りをつけられずにいます。
まずは鉢植えとして育ててみようかなぁ。