少し前に白菜を収穫した際、中央に小さな蕾ができているのに気付きました。我が家の白菜もそろそろ「とう立ち」かな?と思っていたところ…やはり始まっていました。
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とう立ちって何?
とう立ちとは、植物が栄養成長を止め、生殖成長を始めることです。言い換えると、植物が葉や根の成長に栄養を回すことを止め、花や種の成長に栄養を回すようになることです。
一般的に、とう立ちが始まった植物は花を咲かせるために花茎が一気に成長します。野菜の場合、花や種の成長に栄養を回すようになることから、本来食べる部分である葉や根の味が大きく落ちると言われています。
ちなみに、春の味覚として知られるフキノトウの「トウ」もとう立ちが由来となっています。
本日の家庭菜園
今日の夕食はすき焼きだったため、具材を探しに家庭菜園へ。こちらが今日収穫した白菜です。
中央には立派な蕾が付いており、早速とう立ちが始まっていました。この写真だけ見ると、もはや白菜とは思えないですね。。。
ちなみに…
家庭菜園を確認したところ、水菜やタアサイもとう立ちが始まっていました。
▲水菜
とう立ち白菜をすき焼きに入れてみた!
すき焼き用の具材として、本日は2株収穫してきました。こうして並べると、ある種のブーケみたいに見えます。
通常の白菜と同じ切り方をしてみましたが、葉が青々としているため、違う野菜のように見えます。
同じく収穫した水菜・春菊も適度な大きさに切れば準備は完了!
(すき焼の写真は省略しますが)見た目に反してクセが少なく、とう立ちした白菜でも十分食べられるな、という印象でした。
見た目や食感は一般的な白菜とは大きく異なりますが、「白菜のとう立ち菜」という別の野菜として美味しくいただけることがわかりました。
実はよく食べられている「とう立ち菜」
私自身「白菜のとう立ち菜」自体をあまりよく知らなかったのですが、調べてみると結構一般的な食材であることがわかりました。
菜の花に比べるとクセが少ないため、おひたしにしても食べやすいようです。白菜のとう立ち菜を食べるため、あえて種まきの時期を遅らせている方もいらっしゃるのだとか。
家庭菜園をやっていなければ、今後も知らないままだったかもしれません。何気ない気持ちで始めた家庭菜園ですが、色々な事を学ばされています。
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