5月に入り、花壇のアグロステンマが見頃を迎えています。葉や茎は細いですが、それに見合わないくらい大きいピンク色の花が目を惹きます。
今回取り上げた花は、昨年実家から譲ってもらった種から初めて育ててみたものです。花の名前が独特(?)なのもあり、育ててみてようやく「アグロステンマ」という名前を覚えることができました。
今回は、そんなアグロステンマの名前の由来や花言葉について少し触れてみたいと思います。
アグロステンマの概要
科・属名:ナデシコ科ムギセンノウ属
種別:一年草
花色:ピンク、白など
花期:4〜7月
原産:ヨーロッパ、西アジア
別名:ムギセンノウ、ムギナデシコなど
花言葉:自然を好む、気持ちがなびく、育ちの良さなど
◎特徴:
原産地では麦畑の雑草として扱われるほど丈夫で、痩せた土壌でもすくすく育ちます。花色はピンク・白が一般的で、原種のほか数種類の園芸品種があります。地植えで育てた場合、草丈が1mを超える場合もあります。
名前の由来は?
アグロステンマという名前の由来は、ギリシャ語のアグロ(野原)+ステンマ(花冠)からきています。雑草して扱われてしまうアグロステンマですが、その花の見た目は「花の冠のように綺麗だ」と評価されていたのかもしれませんね。
(※私自身、つい最近までアグロス+テンマだと思い込んでいたのはここだけの話です)
別名であるムギセンノウ・ムギナデシコについては、葉が麦のように細長いこと、そして花の見た目がセンノウやナデシコに似ていることが由来となっているようです。
▲ナデシコ(参考)
アグロステンマの花言葉は?
前段にも記載しましたが、アグロステンマには「自然を好む」「気持ちがなびく」「育ちの良さ」などの花言葉があります。どの花言葉も、アグロステンマの生態が由来となっています。
◎自然を好む
→原種は雑草として扱われるほど生命力が強く、各地に自生していることから
◎気持ちがなびく
→草丈が高く、風になびきやすいことから
◎育ちの良さ
→アグロステンマを育てると、その土壌がきれいになると言われることから
おわりに
今回初めて自宅で育ててみたのですが、思っていたよりも花が大きく華やかでした。また、植えるだけで花壇のアクセントになるだけではなく、土壌もきれいにしてくれるため良いことづくめです。
私のような初心者でも育てやすい花ですので、機会があればぜひ育ててみてはいかがでしょうか?

【種子】アグロステンマ ギタゴ タキイ種苗のタネ