自宅の庭や畑、ベランダなどに好きな植物を植えて育てること。
植物好きな方であれば↑を実践されている方も多いと思うのですが、「育てたくても育てられない植物」というのは少なからず存在します。私の場合、その筆頭となるのがココヤシです。
ココヤシが生えた庭でのんびり過ごすのは私の憧れなのですが、関東地方かつ狭い庭では到底実現できません。仮に植えることができたとしても、近所の方のご迷惑になること間違いなしですしね…。
ココヤシの木を育てるのは難しいのですが、ココヤシの実(ココナッツ)であれば稀に店頭でも入手することができます。今回は、近くのスーパーでたまたまココナッツを見かけたため、購入して食べてみることにしました。
※私自身が加工した訳ではないのですが、便宜上「加工・料理」カテゴリに入れています。
ココヤシの概要
科・属名:ヤシ科ココヤシ属
種別:常緑高木
花色:黄
花期:一年中
原産:熱帯地方(詳細不明)
別名:ココナッツパーム、ココナツ、コガネタケヤシなど
花言葉:思いがけない贈り物、硬い決意、成功など
◎特徴:
ヤシの代表種で、その実はココナッツとしてよく知られています。熱帯地方に広く自生していますが、漂流した種からも発芽する性質を持つことから、明確な原産地は不明とされています(※諸説あります)。
耐寒温度は15℃ほどで、日本では小笠原諸島のみに自生しています。沖縄でも街路樹などに用いられることがありますが、自生するのは難しく、成木になることはほとんどないようです。
※本州でヤシ科の植物を育てるのであれば、寒さに強いシュロなどが適しています。シュロについてはこちら→
【シュロ】ヤシ科で最も耐寒性が強いのはこれ!−10℃以下でも育てられる!? - アタマの中は花畑
ココナッツジュースを飲んでみよう!
ここから本題に入りますが…今回購入したココナッツがこちらです。税抜400円也。
早速、中に入っているココナッツジュースを飲んでみましょう。ココナッツジュースとはココヤシの実の中に含まれている透明な液体のことで、熱帯地方では人気のある飲み物の一つです。ココナッツジュースは幼実にのみ含まれており、実が成長するにつれて徐々に白い胚乳へと変化していきます。
ココナッツジュースを飲むためにはまず実に穴を開ける必要があります。ただ、我が家にはアイスピックなんていう洒落たものはないので、よーく洗ったキリ(工作用)を使います。
ココヤシは殻がとても固いのですが、実の上下であれば比較的容易に穴が開けられました。
開けた穴にストローを差し込めば、ココナッツジュースを飲む準備は完了です。テレビとかで見かけたことのある見た目になりましたね。味は少々甘味があって美味しいですが、日本ではあまり親しみのない味なので、少々好みが分かれるかもしれません。
せっかくなので、ココナッツジュースがどんな色なのか確かめてみましょう。実をひっくり返すと、中から液体がちょろちょろ出てきました。
透明かと思いきや、実際のココナッツジュースは少し濁った色をしているんですね。こちらもすべていただきました。
ココナッツの果肉を食べてみよう!
ココナッツジュースを飲み干したら、次は殻を割って中の胚乳を食べてみましょう。
まずは殻を割る…のですが、これがなかなかの重労働。包丁で切り込みを入れ、そこから刃を突き刺してようやく割れました(※怪我には気をつけましょう!)。
2つに割った中身がこちら。殻の内側に白い胚乳がびっしり付いていることがわかります。
胚乳の厚さは1cm弱程度でした。これを細断して乾燥させれば、よく見かける「ココナッツ」になります。お菓子のトッピングなどに使用されているやつですね。
胚乳はスプーンですくっていただきます。生のココナッツを食べるのは何年振りでしょうか…?こちらもほんのり甘味があって美味しかったです。
ものの10分ほどで、全て美味しくいただきました!
おわりに
自宅でココナッツを収穫するのはさすがに難しいですが、幼実であればお店でも取り扱っています。数百円程度あれば気軽に南国気分が味わえるので、これからの暑いシーズンにもピッタリですよ。もし機会があれば是非食べてみてはいかがでしょうか。
※収穫は無理でもココヤシを育ててみたい!という場合は、観葉植物として室内で楽しむのも良いかもしれません。種から育てるのは難しいようですが、幼木であれば比較的入手しやすいと思います。