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【イチジク】一文字整枝、2年目春の仕立て - アタマの中は花畑
イチジクの一文字整枝を開始してから、2度目の初夏を迎えました。春先に間引いておいた芽はそれぞれ成長し、かなりワサワサした見た目になってきました。
枝や葉はかなり増えたのですが、肝心の実はなかなか付く様子がありませんでした。「やっぱり2年目での収穫は難しいかー」と半ば諦めかけていたのですが、枝をよく見てみると…!
◎イチジクの一文字整枝についてはこちら
【イチジク】一文字整枝に初挑戦!1〜3年目の仕立て方 - アタマの中は花畑
幼実らしきものを発見!
先日、イチジクの枝を眺めていたところ、葉の根元に何やら膨らんだ部分があることに気付きました。これ、まだ小さいですが実ですよね…?
他の枝も探してみたのですが、今のところ見つかった実はこの1つのみでした。初収穫に向けて、この実の観察を続けていきたいと思います。
2年目で初収穫なるか!?
我が家で育てているイチジクは夏秋兼用種のカドタだと思われます(※実家のイチジクの枝を挿し木したもののため、詳細不明)。そして、先程の実は今年伸びた枝に付いていたため、秋果だと推察されます。
通常であれば、秋果の収穫期は8〜10月頃。収穫までまだ数か月ありますので、先程の小さい実が成長する時間も十分にあるはずです。昨年は秋に実を付けたため、実が大きくなりきらぬまま冬を迎えてしまったのですが…一文字整枝2年目の今年は、無事大きくなって欲しいものです。
◎我が家のイチジクの品種についてはこちら
我が家のイチジクはどの品種?イチジクの品種と特徴について - アタマの中は花畑
◎昨年の実についてはこちら
【イチジク】夏果だと思っていた実が冬に落ちた!原因は…? - アタマの中は花畑
光合成を効率良く行うための知恵
一文字整枝2年目の今年は、水平に伸ばした2本の枝から数本の脇枝を生やしています。植物は太陽に向かって成長する性質があるため、全ての枝が同じ方法に伸びるものだと思っていたのですが…。
上の写真を見ると、どの枝も「上方向」には成長しているのですが、少しずつ伸びる方向が異なっていることがわかります。さらによく観察すると、それぞれの枝葉が重ならないように伸びているようにも見えます。
イチジクの木を横から見た写真がこちら。どこぞのChoo Choo TRAINを連想してしまうくらい、綺麗なフォーメーションが出来上がっていました。では、イチジクの枝が少しずつ異なる方向に伸びているのは何故でしょうか…?
これには光合成が深く関わっています。植物といえば、光合成によって自ら栄養を作り出すことでも有名です。この光合成を効率化するためには、できるだけ多くの葉で満遍なく太陽光を吸収する必要があります。我が家のイチジクの場合は、枝を異なる方向に伸ばすことで葉の重なりを最小限に抑え、光合成を効率化しているものと考えられます。
植物達も、生き抜くためにいろんな知恵を絞っているんですね。
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(収穫できたら良いな…)
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