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【ニンニク】ニンニクの芽は「茎」じゃないの?〜花茎なのに芽と呼ぶのはなぜ?〜 - アタマの中は花畑
梅雨に入ってしまい、収穫のタイミングを逃していたのですが…ようやく我が家のニンニクも収穫することができました。小さな家庭菜園なので山ほど収穫できた訳ではないのですが、一度に食べきれる量ではないため、ある程度の期間保存しておく必要があります。
今回はニンニクの収穫、そして長期保存の方法についてご紹介したいと思います。
念願の初収穫!
ニンニクは初めて栽培したのですが、何とか収穫を迎えることができました。ニンニクの収穫期は5〜6月頃で、地上に出た葉の3〜5割程度が枯れる頃が収穫の目安と言われています。
では早速、ニンニクを引き抜いていきましょう。痩せた土地ですが、少しは膨らんでくれているようで良かったです。
すぐに食べるのであれば、収穫したてのニンニクを洗って食卓へ…でも問題ないのですが、長期保存するのであれば更に「ひと手間」が必要です。
ニンニクの長期保存方法は?
ニンニクの長期保存をするためにポイントとなるのが以下の3点です。
①収穫時期
→晴れの日が継続するタイミングを狙って収穫する
②乾燥
→十分に乾燥させてから保存する
③根切り
→根を切り落としてから保存する
ここからは上記3点を念頭に置きつつ、我が家で実践した「ひと手間」についてまとめてみたいと思います。
まず、掘り起こしたニンニクはそのままの状態で半日以上乾燥させます。乾燥を怠るとカビや腐敗を促進してしまうため、長期保存には向かなくなってしまいます。乾燥させることを考えると、収穫のタイミングは晴れの日が継続し、土中の水分が少なくなった時がベストと考えられます。
十分に乾燥させると、手で軽く払っただけで土を落とすことができます。保存の前には、茎や根を切り落としておくようにします。
茎については、私のように根元から切り落としても、10cmほど残しておいても問題ありません。この後説明する保存方法によって、切り落とす茎の長さを調整すると良いかもしれません。
根については、できるだけ綺麗に切り落としておくようにします。根切り(=根を切り落とすこと)が十分に行えていないと、残った根が呼吸を始めてしまい、結果として食用部分である玉が痩せてしまう恐れがあります。
ここまで完了したら、後は風通しの良い場所で保管するだけです。玉ねぎなどと同様、ニンニクの保存方法は大きく2通りあります。
①茎を紐で括って吊るす
②目の細かいネットに入れて保管
①の場合は、紐で括るために茎を10cm程度残しておいた方が作業しやすいかもしれません。
②の場合は、ネットに入れることを考えると、茎は短くしておいた方が良いと思います。以下はチューリップの例(先日の記事より引用)ですが、ニンニクも同じように保管することができます。
ただ、我が家ではちょうどネットを切らしてしまったため、当面の間は万能干し網のに入れて保管することにしました。外で干す際は、急な雨に注意しましょう。
【余談】ニンニクの玉割れについて
今回収穫したニンニクをよく見ると、玉が赤く変色し、見た目があまり良ろしくないものが散見されました。このようなニンニクは「玉割れ」を起こしていると考えられます。
▲玉割れを起こしたと見られるニンニク
玉割れとはその名の通り、食用部分である玉が大きくなり過ぎて割れてしまう現象のことです。玉割れの原因は主に以下の3点と言われていますが、我が家の場合は恐らく①が原因だと思われます。
①収穫適期を大幅に過ぎた
②肥料を与え過ぎた(施肥のバランスが悪かった)
③マルチなどの影響で土中温度が上がり過ぎた
ただ、玉割れしたニンニクでも食べられないことはないので、美味しくいただこうと思っています。