◎前回の記事はこちら
【トマト】一番花や一番実は摘み取るべき?〜収穫量を増やすためにできること〜 - アタマの中は花畑
前回の記事を投稿した後、一番実を摘み取っておいたトマト。摘み取ったおかげか、昨年よりも多くの実が付いているような気がします。実はまだ青いですが、もうすぐ収穫できそうです。
さて、今回取り上げるのはこちらの実…ではなく、普段なら摘み取って捨ててしまうことが多い脇芽です。実はこの脇芽、土に挿しておくだけで簡単に根が出てくるんですよ!
トマトの挿し芽について
前回の記事でも少し触れましたが、トマトはアンデス地方原産の野菜です。過酷な地域で生まれ育ってきたこともあり、生命力が非常に高いことでも有名です。
そんなトマトは、種だけではなく挿し芽でも簡単に増やすことができます。土に挿すのはもちろんのこと、水の入った容器に入れておくだけでもすぐに発根します。
◎トマトの脇芽・挿し芽については以下の記事でも触れています。
【トマト】芽かきはなぜ必要?〜脇芽は挿し芽で増やせます〜 - アタマの中は花畑
挿し芽のメリット
挿し芽のメリットといえば、以下の2点ではないかと思っています。この2点だけでも、挿し芽を行う価値は十分あるのではないでしょうか。
①とても経済的!
②長く収穫できる!
①とても経済的!
挿し芽で苗が増やせる…ということは、実質タダで苗が調達できることを意味します。苗を少しだけ調達しておき、あとは挿し芽で株を増やし続ければ、少しの投資でたくさんのトマトを収穫することができます。
②長く収穫できる!
挿し芽で増やした株(子株)は、親株よりも遅い時期に開花・結実します。つまり、親株の収穫期が過ぎた後に子株の収穫期がやって来るため、結果として長い期間収穫することができます。以前の記事で取り上げた「ずらしまき」に近い育て方ですね。
◎ずらしまきについてはこちら
【ベビーリーフ】いつでも収穫したい!そんな時は「ずらしまき」がおすすめ! - アタマの中は花畑
我が家のトマトで試してみました!
挿し芽のメリットについてご紹介したところで、早速我が家のトマトでも実践してみることにしました。トマトの挿し芽に挑戦するのは今回が初めてです。
用意したのはこちらの脇芽。この日のため、敢えて摘み取らずに育てておきました。
我が家では現在5株のトマトを育てているのですが、この日は6本の脇芽が採れました。
6本の見た目はさまざまで、既に蕾が付いているものや…
地面すれすれで育ったためか、根が出てきているものもありました。
脇芽の確認が終わったところでいよいよ「挿し芽」作業なのですが、作業は至って簡単です。まず、下の方の葉を少し摘み取っておき…
これを土に直接挿すだけです!
本当にこれで育つのか半信半疑ですが…このまま様子を見守ろうと思っています。万が一失敗してしまった場合でも、次に伸びてきた脇芽がまた使えるのもこの手法の強みです。
挿し芽が無事成功し、もし食べきれないくらいトマトが採れるようになったら、自家製ケチャップでも作ってみようかな…とか思っています。
挿し芽育ちの先輩を発見!
あまり気にかけていなかったのですが…家庭菜園の片隅で、いつの間にかトマトが1株成長していることに気付きました。そのトマトがこちら。元々植えている空芯菜(右)を押し除け、目一杯葉を広げています。
そういえば、少し前に摘み取った脇芽をこの辺りに捨てたような…。経緯は違えど、脇芽育ちの先輩と言えそうですね。
今回土に挿した脇芽達も、この「先輩」のように丈夫に育って欲しいものです。
【追記】挿し芽の約半月後…
家庭菜園の土にトマトの脇芽を挿してから、およそ半月が経過しました。土に挿しただけで水やりも特に行っていなかったのですが、新しい葉が次々と出てきています。
こんな簡単に増えてくれるとは。これで当面の間はトマトに困らなそうです。
◎ナスの挿し木にも挑戦してみました!
【ナス】脇芽を挿し木すれば増やせるらしいので試してみました! - アタマの中は花畑
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