アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【古代米⑦】いよいよ中干し!〜中干しの効果と時期は?〜

◎前回の記事はこちら

【古代米⑥】田植え後1か月の成長記録〜分げつとバケツビオトープの生態系について〜 - アタマの中は花畑

 

今回は我が家で育てている古代米(黒米)の成長報告です。元々は食用として販売されていた玄米を蒔いて育てたものですが、田んぼで育てられている稲と遜色ない見た目になりました。

※「田んぼビオトープ」の生態観察のため、雑草もそのまま育てています。少々見苦しいですがご容赦ください。。。

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さて、ちょうどこの時期は「中干し」を行う期間となります。稲の栽培においてよく耳にするこの言葉ですが、そもそもどのような効果があるのでしょうか?

 

 

中干しとは?

中干しとは、稲の栽培途中に行う手順の一つです。その名の通り、田んぼの水を抜いて土にヒビが入るまで乾燥させることを指します。

中干しを行わないケースもありますが、穂が出る前に実施することか多い印象です。

 

中干しの効果

田んぼの水を抜いて乾燥させるだけなのですが、中干しによる効果は意外と多くあります。

 

①余計な分げつを防ぐ

中干しを行うことで余計な枝分かれ(分げつ)を抑制し、最終的な茎の数を調整することができます。水を抜くことで栄養成分(窒素)の吸収を抑えられるため、分げつも抑制できるようです。茎の数が多い方が収穫量も増えそうですが、茎1本あたりの実の数が減ってしまうため、かえって収穫量が減少してしまいます。

 

小学生時代の自由研究で苗の本数と収穫量の関係を調べたことがあるのですが、苗5本程度で育てると適度に分げつし、収穫量が最も多くなることがわかりました(下記記事参照)。この結果からも、茎の本数をむやみに増やしても良くないことが伺えます。

 

◎分げつについてはこちら

【グラスジェムコーン③】トウモロコシの収穫量を増やす秘訣は脇芽(分げつ)を取らないこと!? - アタマの中は花畑

 

◎自由研究(苗の本数と収量の関係)についてはこちら

【古代米⑤】念願の田植え!〜田植えに最適な苗の本数は?〜 - アタマの中は花畑

 

②根腐れを防ぐ

一度水を抜いて育てることにより、稲の根腐れを防ぐことができます。また、多くの酸素が根に送られるようになるため、より強固な根になります。

 

③有害なガスを抜く

水を抜くことにより、土の中に溜まった有害ガス(硫化水素やメタンガス)を抜くことができます。人間と同様、稲にもガス抜きが必要…ということでしょうか。

 

④収穫時の作業効率化

中干しの後は再度水を溜めて育てるのですが、一度土を乾燥させておくことにより、水が溜まっても固い土壌を保ちます。その結果、稲刈りの際も固い土壌の上で作業できるため、効率化に繋がります。

 

中干しの時期

中干しを行う時期は田植え後30〜40日後が良いとされています。目安としては、1株あたりの茎が20本ほどに増えた頃(茎の数が目標の8割程度に達した頃)です。

 

さて我が家はというと、既に田植えから2か月弱が経過しています。苗が元々1本しかなかったこともあり、少しでも分げつを促進させるためにここまで先延ばしにしていました。そのおかげか、現在の茎の数は10本ほどまで増えました。

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苗が元々1本だったことを考えれば、まずまずの成長具合ではないでしょうか。

 

我が家でも中干し開始!

早速我が家でも中干しを開始しました(水を抜くだけでしたが…)。

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中干しの期間は通常10日程度で、土にヒビが入る頃が終了の目安となります。ただ、今は梅雨真っ只中で、この先もあまり天気が良くなさそうなんですよね…。

中干しには少し時間がかかりそうですが、これまで同様気長に見守りたいと思います。

 

【余談】田んぼビオトープの植物達

最後に「田んぼビオトープ」を取り巻く植物達にも触れておこうと思います。前回の記事(6月中旬)と比べると、赤い茎のチョウジタデが一層目立ってきたような気がします。

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しばらく様子を見るつもりでしたが、さすがにここまで成長すると稲の生育に悪影響を及ぼしそうです。開花まで待ちたい気持ちもありましたが、チョウジタデだけは取り除くことにしました。

 

チョウジタデの根元がこちら。田んぼビオトープの中に根を張り巡らせているためか、引き抜くのにかなり苦労しました…。
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チョウジタデを1株取り除いただけですが、見た目がかなりスッキリしたような気がします。
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スッキリしたとはいえ、稲の周りにはまだコナギの大きな株が残っています。コナギについては、ひとまずそのままにしておく予定です。しばらくしたら、白い花が見られるかもしれません。

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また、アゼナと思われる草も成長し、蕾が確認できるようになりました。このまま成長すれば、メインの稲よりも早く開花しそうです。
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前回の記事ではミジンコやホウネンエビなどの生物もご紹介しましたが、中干しによって水を切らしてしまうため、姿を消してしまうと思われます。ただ、中干しを行う田んぼでも毎年発生していることを考えると、土の中に既に卵を残しているのかもしれませんね。

 

◎次回の記事はこちら

(穂が出た頃に更新?)

 


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