◎前回の記事はこちら
【ローゼル】蕾に付いた白い虫のようなものの正体は?〜真珠体って一体何者?〜 - アタマの中は花畑
前回の記事で取り上げた「白い虫騒動」からしばらく経ち、我が家のローゼルも無事に開花しました。同じアオイ科の植物ということもあり、花の見た目はオクラによく似ています。
ローゼルは花ももちろん綺麗なのですが、私自身は食用目的で育てています。ローゼルはハイビスカスティーの原料としても知られるほか、ジャムなどに加工されることもあります。食用のためには花ではなく「赤い実」が必要になるのですが、開花後いつ頃から使えるようになるのでしょうか?
食用になるのはどの部分?
ローゼルの実のうち、食用になるのは萼(がく)および苞(ほう)と呼ばれる部分です。下の写真のうち、上側の赤い部分が苞、下側のトゲトゲした部分が萼にあたります。どちらも赤くなった頃が食用に適しています。
▲ローゼルの実(昨年の記事より引用)
苞は開花前でも赤くなる??
ここからは、我が家のローゼルを例に挙げて、萼や苞が赤くなる様子を見ていくことにしましょう。まずはでき始めたばかりの蕾から。前回の記事でもご紹介したくらいのサイズの蕾ですが、萼・苞ともにまだ緑色です。
続いて、開花が少し近付いてきた蕾です。萼は緑色のままですが、苞の一部が赤く色付き始めていました。たまたまかもしれませんが、開花前の段階で色付き始めるとは思ってもみませんでした。
開花後どのくらいで赤くなる?
ここからは開花後の萼・苞の様子をお送りします。まずは開花〜開花直後です。この時点でも萼は緑色のままですが、苞は既に半分くらいが赤く変色していることがわかります。
続いて、開花から1週間ほど経過した実です。相変わらず萼は変化なしですが、苞は7〜8割ほどが赤く変色しています。
最後に、開花から2週間ほどが経過した実です。我が家のローゼルの中では、現時点で最も成長が進んだ実になります。実は一回り大きくなり、苞の大部分が赤く変色しました。萼は変化なしですが、ハイビスカスティーの材料としてはそろそろ使えそうです。
昨年は1株しか育てていなかったのですが、今年は昨年採種した種から生えた7株を育てています。株が多い分、今年はたくさんの赤い実が収穫できそうで何よりです。
◎次回の記事はこちら
(たくさん収穫できたらジャムに加工する予定)
藤田種子 ローゼル 小袋