久し振りの自由研究カテゴリです。
…と言っても、私がやっているのは自由研究の足元にも及ばない内容ですが。。。
さて、皆さまは「カタバミの葉で10円玉がピカピカになる」という説を聞いたことはあるでしょうか?私自身も小さい頃に一度試したことがあるのですが、結局どうなったのか覚えていないのが正直なところです。
ということで、今回は庭に生えているカタバミの葉を使い、10円玉をピカピカにしてみることにしました。
カタバミの概要
科・属名:カタバミ科カタバミ属
種別:多年草
花色:黄、紫、白など
花期:5〜10月
原産:南アフリカ、アメリカ
別名:鏡草、しょっぱ草など
花言葉:輝く心、喜びなど
◎特徴:
シロツメクサと同様に繁殖力が強く、日本各地に分布しています。葉は3枚に分かれていますが、先端が欠けていることから片喰(かたばみ)と名付けられました。
◎概要文は以下の記事から引用
同じ三つ葉でもちょっと違う!クローバー(シロツメクサ)とカタバミの違いについて - アタマの中は花畑
今回用意したもの
まずは私の財布の中から、最も古い10円玉を用意しました。最も古いものは昭和42年製。製造されてから半世紀もの間、色々な人の元を巡った後に、私のもとへやって来た歴史ある10円玉です。そんな歴史ある10円玉には、私の実験台になっていただくことにしましょう。笑
そして比較対象として用意したのが、平成31年製のピカピカな10円玉です。せっかくなら令和生まれの10円玉を用意したかったのですが、残念ながら私の手元にはありませんでした。。。
そして、10円玉を磨くのに使うカタバミは家庭菜園から調達してきました。あちこちに生えているためすぐに用意できます。
ということで、今回用意したのはこちらの3点です。実際には仕事帰りの深夜に葉を摘んできたため、カタバミの葉が閉じてしまっていますがご了承ください。。。
早速試してみよう!
材料が揃ったところで、早速10円玉を磨いていきましょう。作業はとっても簡単。指先ですり潰したカタバミの葉を10円玉に擦りつけるだけです。
この調子でどんどん磨いていきます。この時点で既に綺麗になってきているように見えますね。
続いて裏面に移ります。平等院鳳凰堂も、製造当時の輝きを取り戻せるでしょうか…?
磨き終わった10円玉は、乾いたティッシュペーパーでよく拭いておきます。
さて、それでは磨き終わった10円玉を早速見てみることにしましょう。向かって左側から以下のように並んでいます。
・左側:比較対象の10円玉(平成16年製)
・中央:今回磨いた10円玉(昭和42年製)
・右側:ほぼ新品の10円玉(平成31年製)
新品同様…とまではいきませんでしたが、左側の10円玉と比べると確実に綺麗になっていることがわかります。裏面も同様に、銅らしいピカピカした色合いに戻りました。
なぜ10円玉がピカピカになるの?
今回10円玉がピカピカになったのは。カタバミに含まれるシュウ酸と呼ばれる成分です。シュウ酸には10円玉の表面に付いた酸化銅(=10円玉に付いた錆)を落とす効果があり、口にすると酸っぱい味がします。
カタバミの別名である「しょっぱ草」は、シュウ酸の酸っぱさが語源になったと言われています。また、昔は仏具などを磨くのに重宝されていたことから「鏡草」とも呼ばれます。
カタバミと10円玉、そして5分ほどの時間があれば簡単に磨けますので、是非試してみてはいかがでしょうか?