花壇に引き続き、家庭菜園も秋冬に向けた準備を進めています。白菜、レタス、キャベツ、ブロッコリーは育てた苗を先日植え付けたところですが、今日はそれ以外の野菜の種蒔きを進めることにしました。
◎白菜、レタス等の植え付けについてはこちら
【秋冬野菜】畑への植え付け完了!〜秋冬野菜の栽培は虫との戦いです〜 - アタマの中は花畑
秋冬野菜の種蒔きスペースを確保するため、テレワーク時の昼休み時間等を活用して夏野菜(ナス、ピーマン、オクラ、トマト)を撤去してしまいました。今年はグラスジェムコーンを大量に育てていたため日当たりが悪くなってしまい、夏野菜の収穫量は今ひとつでした。。。来年こそはたくさん収穫したいものです。
さて本題に戻りますが、今回は野菜の種について触れようと思います。品種にもよりますが、購入してきた野菜の種が赤・緑などの色をしていて驚いた経験はないでしょうか。本来は違う色のはずなのですが…そもそも何故そのような色をしているのでしょうか?
今回蒔いた種
今回蒔いた種はこちらです。昨年以前に購入した種のため有効期限が切れているものもありますが、できるだけ有効に活用したいと思います。
春菊については苗床にも種を蒔き別途育てているのですが、あまりにも生育状況が悪いため直蒔きでも育ててみることにしました。
緑色の野菜の種を発見!
先程取り上げた品種のうち、ほうれん草の種がこちらです。まるでほうれん草の葉のような鮮やかな緑色をしていることがわかります。
ちなみに、春菊(左下)と大根(右下)の種と比べてもその色の違いは一目瞭然です。本来の種であれば春菊や大根と同様に茶色っぽい色をしているはずなのですが、何故このような色をしているのでしょうか?
野菜の種がカラフルなのはなぜ?
先程のほうれん草の種をよく見ると、この緑色は種本来の色ではなく、種が「緑色の何か」によってコーティングされているように見えます。
「緑色の何か」の正体は、種を消毒するための農薬の一種です。農薬といっても安全性が保証されているもので、かつ微量しか使われていないようです。この農薬が色を付けてコーティングされているのには大きく3つの理由があります。
①種を消毒するため
・最大の理由がこちらです。予め種を消毒しておくことにより、種自身の病気リスクを抑えたり、種由来の病気を畑へ持ち込むことを防ぐ効果があります。
②種が消毒済みであることを示すため
・理由としては①が一番大きいのですが、①だけであればわざわざ色を付ける必要はないですよね。そこで理由として挙げられるのがこちらです。種を色付きの農薬でコーティングすることにより、その種が消毒済みなのか、そうでないのかを見た目だけで判別できるようになります。
③種を蒔いた場所を把握できるようにするため
・種に色を付けるようになったもう一つの理由がこちらです。種が茶色だと土に紛れてしまい、どの場所に何粒蒔いたかわかりづらくなってしまうのですが…色を付けることで蒔いた場所を一目で識別できるようになります。
我が家の家庭菜園にも、春菊・大根のほかこの緑色の種をたくさん蒔いておきました。期限切れの種ですが、消毒のおかげですくすく成長してくれることを願いたいと思います。
【余談】農薬が気になる場合は…
種をコーティングしている農薬は安全性が証明されているものですが、それでも農薬の使用が憚られてしまうケースもありますよね。そんな時は、種を水洗いすることで農薬を除去することができます。種は水に流されやすいため洗う際には注意が必要ですが、気になる方は試してみると良いかもしれません。