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【畑で育てる豆苗①】豆苗を畑に植えて育てたら何ができる?実際に蒔いて育ててみよう! - アタマの中は花畑
種蒔きからおよそ1週間、ほぼ全ての芽が顔を出し始めました。(一部の品種を除き)植物の芽といえば双葉が付き物ですが、今回観察している芽には双葉にあたる葉が見当たりませんでした。そういえばエンドウの双葉ってほとんど見たことがないような気がするのですが…双葉はどこへ消えてしまったのでしょうか?
芽が生え揃ってきました!
こちらが今朝撮影した豆苗の様子です(同じ日に蒔いたツタンカーメンのエンドウも含まれます)。種蒔きから1週間ほどが経過しましたが、概ね全ての芽が生え揃ったように見えます。ここまでは順調に成長していますね。
ツタンカーメンのエンドウとの違い
続いて「豆苗」として購入した種から発芽した芽と、同じ日に蒔いたツタンカーメンのエンドウの芽を比べてみることにしましょう。まずは豆苗の芽から。こちらは全体的に黄緑色をしています。
▲「豆苗」の芽
続いてツタンカーメンのエンドウの芽がこちら。葉の色は豆苗とほとんど変わりませんが、根元が赤っぽい色をしているように見えます。ツタンカーメンのエンドウは「紫エンドウ」と呼ばれるほど赤色色素(アントシアニン)の含有量が多い品種のため、その特徴が茎にも現れているのかもしれません。同じ日に蒔いた種ですが、根元の色を見ればどちらの品種かすぐに判別できそうです。
▲ツタンカーメンのエンドウの芽
◎ツタンカーメンのエンドウの種蒔きについてはこちら
【ツタンカーメンのエンドウ】3000年の時を経て現代に復活!ロマン溢れる古代エンドウ豆! - アタマの中は花畑
双葉が見当たらないのはなぜ?
先程取り上げた豆苗・ツタンカーメンのエンドウの芽を思い返すと、どちらの芽にも「双葉」にあたる葉が見当たらないことに気付きました。イネ科・ヤシ科などの一部の植物を除けば双葉は付き物だと思うのですが、エンドウの双葉はどこへ消えてしまったのでしょうか?
実はこれには「地下子葉型」と呼ばれる特徴が深く関係しています。エンドウをはじめとするマメ科の植物は大きく地上子葉型と地下子葉型の2つに分けることができます。前者は双葉(子葉)が地上に出る品種のことで大豆などが該当します。一方で後者は双葉が地中に潜ったままの品種のことで、今回取り上げた豆苗やツタンカーメンのエンドウはこちらに該当することになります。ということで、今回私が探していた双葉は「地中に潜ったままなので目視では確認できなかった」ことになります。
土を掘り返せば双葉を確認できそうですが…もちろんそんな事はしないつもりです。。。笑
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【畑で育てる豆苗③】豆苗が育ちました!が、今回は畑に植えることにします。 - アタマの中は花畑