アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【ローゼル】赤い皮(苞)がうまく剥けない!苞の簡単な剥き方は?

◎昨日の記事はこちら

煮込み時間たった20分!自家製ローゼルジャムの作り方 - アタマの中は花畑

 

昨日に引き続き、今日もローゼルに関する話題です。当初は昨日の記事でまとめて取り上げる予定だったのですが、(私の文才がないために)文章にまとまりが付かなくなり、急遽2つに分割することにしました。

 

さて、昨日取り上げたローゼルジャムを作るためには、種の周りに付いた赤い皮(苞)を剥いて使う必要があります。ところが、この苞を剥くだけでも結構な作業量になります。昨年は何の予備知識もなく手で1枚1枚剥いていたため、途方もない時間がかかりました。。。

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ですが、あるひと工夫をするだけで比較的簡単にローゼルの苞を剥くことができます。今回は、そんな苞の剥き方についてご紹介したいと思います。

 

 

ローゼルの苞とは?

ローゼルの苞(苞)とは、種の周りに覆う赤い皮の部分のことを指します。ローゼルはこの苞と萼(がく)が食用になりますが、ハイビスカスティーやローゼルジャムには苞のみを用いるケースが多いようです。昨年は写真のように手で1枚1枚剥いていたため、剥くだけでもかなりの時間がかかってしまいました。

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苞の簡単な剥き方は?

ここからは、苞の簡単な剥き方についてご紹介します。もしかしたらもっと効率の良い剥き方があるのかもしれませんが…私はこの方法のおかげで昨年よりもかなり作業が捗りました。

 

まず、苞と萼の間あたり(写真の白線部分)に包丁を入れ、実を2つに切ります。
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2つに切った実がこちらです。
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赤い苞の付いた部分をひっくり返してみると、中には種が詰まっていることがわかります。よく見ると、内側の種と外側の苞の間には少し隙間がありそうです。
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そこで、内側の種を押してみると…(※ここでは箸を使っていますが、指でも問題ないと思います)
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ご覧のとおり、種と苞が綺麗に分かれました。種を綺麗に取り出せるとすごく清々しい気分になるのは私だけでしょうか…?
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こうして、昨年よりも効率良く苞を剥くことができました。とはいえ、ローゼルの実自体が小さいのでそれなりの作業時間はかかるのですが。。。
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残った種は来年の栽培用に!

苞と萼を取り除いた後に残った種は、乾燥させて保管することで来年の種として用いることができます。剥いたばかりの時は鮮やかな緑色をしているため、本当に種として使えるのか不安になりますが…

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しっかり乾燥させておけば、来年の種として十分活用できます。私のこの方法で今年のローゼルを育てましたが、発芽率もかなり高かったです。

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※もちろん、未熟な実は種として用いることができません。種として用いるのであれば今回のように十分膨らんだ実を保管しておくことをおすすめします。それでも不安な場合は、苞や萼が完全に乾燥するまで株に付けたままにしておいた方が無難かもしれません。

 


藤田種子 ローゼル 小袋