アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【アネモネ】球根はゆっくり吸水させてから植えると良いらしい!その理由は?

少し前の話になりますが、花壇の空きスペースにアネモネの球根を植え付けることにしました。アネモネは昨年も育てていたのですが、今年は球根の数を更に増やし、より多くの花を咲かせる予定です。

 

◎去年のアネモネについてはこちら

【アネモネ】開花のためには寒さが肝心!?〜冬を乗り越え無事開花!〜 - アタマの中は花畑

 

アネモネの球根を植え付けるにあたり、よく言われるのが「事前に吸水させた方が発芽率が高くなる」というものです。今までは吸水自体させたことがなかったのですが、今回は球根の事前吸水に初めて挑戦してみることにしました。

 

 

アネモネの植え付け適期は?

アネモネの球根の植え付け適期は気温が15℃以下になった頃(温暖地の場合は11月以降)と言われています。アネモネは元々暑さに弱い植物のため、気温の高い時期に植え付けると成長や花付きが悪くなってしまうようです。

 

球根の給水に挑戦!

ここから本題に入りますが、球根の植え付け適期に入ったため早速吸水に取り掛かることにししました。今回吸水させるのはこちらの球根。左側は昨年育てていた球根を保管しておいたもの、右側は今年新たに購入したものです。

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球根を袋から全部出してみました。昨年は6球しか育てていなかったのですが、今年は4倍くらいの規模で育てます。
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この球根を吸水させていくのですが、水を張ったコップに球根を入れて一晩放置!…ではなく、キッチンマット等を使ってゆっくり吸水させていきます。アネモネの球根の場合、この「ゆっくり吸水させる」という点がポイントになります。この点については、後ほど補足したいと思います。
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湿らせたキッチンペーパーをタッパーなどの容器に2枚ほど敷き、その上にアネモネの球根を並べます。この時点では、球根は乾燥しています。
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その上に濡れたキッチンペーパーを1枚被せ、タッパーの蓋を軽く閉めます。この状態のまま、冷蔵庫の野菜室で2〜3日保管します。キッチンペーパーの表面が乾いてきたら、霧吹きで時々湿らせつつ様子を見ます。
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冷蔵庫に入れてから3日ほど経過した球根がこちらです。全体的に湿っておりサイズも少し大きくなった気がします。ここまでは良い感じに吸水できていそうです。
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吸水が終わったら、あとは球根を土に植え付けるだけです。アネモネの球根には平らな面と尖った面があり、植え付ける時は尖った面を下にする必要があります。…とよく言われますが、稀に変な形の球根が混ざっており、尖った面がどちら側かわからなくなることもありますよね。。。
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(↑こちらはお手本のような形の球根)

 

今回はキッチンペーパーを使った吸水方法をご紹介しましたが、他にもバーミキュライト等を使用した方法もあります。こちらの場合は、容器の中に軽く湿らせたバーミキュライトと球根を入れ、同様に冷蔵庫で保管します。

 

なぜゆっくり吸水させる必要があるの?

先程も触れた「アネモネの球根はゆっくり吸水させてから植え付ける必要がある」という点ですが、これにはちゃんとした理由があります。実は、アネモネの球根は一気に吸水させると腐ってしまうことがあり、結果として発芽率が悪くなる恐れがあるのだそうです。そのため、花壇に直接植え付けて水をたっぷりあげるのではなく、事前にゆっくり吸水させてから植え付けるのが良いとされています。

 

※球根を腐らせるリスクが高いのは気温の高いシーズンであるため、気温が十分に下がってしまえばそのまま植え付けてもあまり影響はないようです。「球根の吸水なんて面倒くさくて毎回やってられない!」という私のような方は、適期後半(11月下旬〜12月くらい)にそのまま植え付けるのが無難かもしれません。

 


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