我が家では、現在レモングラスを2株育てています。摘み取った葉は主にハーブティーの材料として使っているのですが、冬になると葉が枯れてしまうためそろそろ保存方法を考える必要があります。せっかく育てた葉なので、できることなら長期保存して冬でも長く楽しみたいところですよね。レモングラスの保存方法といえば乾燥させるのが一般的ですが、実際どのくらい保存が効くものなのでしょうか?
◎レモングラスについてはこちら
【レモングラス】レモンよりもレモンらしい香り!?効能や用途について - アタマの中は花畑
レモングラスの収穫と乾燥
早速、我が家のレモングラスも収穫・乾燥を行うことにします。現在のレモングラスがこちら。12月に入っても葉は青々としていますが、日本で育てる場合は冬季に枯れてしまうことが多い(※)ため、早めに刈り取ることにしましょう。
(※)レモングラスは熱帯地方原産の多年草ですが、日本の寒い冬には耐えられず、地上部は冬になると全て枯れてしまうことが多いです。大きい株であれば根が生き延びるため翌年春にまた芽吹きますが、確実に冬越しさせたい場合は鉢上げして室内で管理した方が無難かもしれません。また、一年草と割り切って毎年苗を購入される方もいらっしゃるようです。
早速葉を刈り取ってみました。夏〜秋にかけてハーブティーをよく作っていたのですが、なかなか使い切れませんでした。せっかく育てた葉なので、これら全てを乾燥させることにします。
刈り取った葉は軽く洗い、ハサミで細かく刻みました。刻み方の推奨は特にないため、使い道や保存容器の大きさに合わせるのが良さそうです。
刻んだ葉はいつもの万能干し網に入れた後、風通しの良い場所で乾燥させました。カビの発生要因となり得るので、雨には気を付けるようにしましょう。
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この時期であれば、1週間ほどで乾燥が完了します。このままでは干し草のような匂いがしますが、お湯を注げばしっかりレモングラスらしい香りが漂ってきます。
あとは乾燥させた葉を保存容器(または保存用の袋)に入れれば長期保存の準備は完了です。光と湿気には弱いため、保存容器に入れた後は直射日光の当たらない場所で保管することをおすすめします。また保存容器の中には乾燥剤を入れ、口をしっかり閉めておくようにしましょう。
レモングラスの保存期間は?
上記のような処理を行った場合、おおよそ1カ月程度は保存が効くようです。1カ月以上の保存も可能ですが、風味や香りは徐々に失われていくため、早めに使い切るようにしましょう。
【余談】レモングラスの保存方法あれこれ
今回はレモングラスの葉を自然乾燥させた上で保存しましたが、レモングラスの保存方法は他にもいくつか挙げることができます。ここでは、①電子レンジを使った保存方法、②冷凍庫を使った保存方法の2つをご紹介したいと思います。
①電子レンジを使った保存方法
電子レンジを使って葉を急速に乾燥させる方法です。以前、私がディルなどで試した方法でもありますね。急速に乾燥させるため、自然乾燥に比べて風味が損なわれにくいという特長があります。なお、加熱の加減を間違えると葉を焦がしてしまう場合もあるため、少しずつ加熱するよう気を付けましょう。
◎電子レンジによる乾燥方法はこちら
【ドライハーブ】電子レンジを使ったドライハーブの作り方〜余ったディルを加工してみました〜 - アタマの中は花畑
②冷凍庫を使った保存方法
もう一つが冷凍庫を使った保存方法です。こちらはもっと簡単で、刻んだ葉をそのまま冷凍庫で保存するだけです。葉を乾燥させないため、レモングラス本来の風味や香り(※)が損なわれることはなく、収穫したてのレモングラスのような状態を保つことができます。
(※)レモングラスは乾燥させることによって風味や香りが若干変わります。生の葉と乾燥させた葉のどちらが好きかは人によりますので、ご自身の好みに合った保存方法を選びましょう。