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先日取り上げたプリンセチアと同じタイミングで、チョコレートコスモスの苗を購入してきました。「チョコレートコスモス」という名前のとおり、花の香りが本当にチョコレートそっくりなんですよね。この香りの正体は一体何者なのでしょうか…?
チョコレートコスモスの概要
科・属名:キク科コスモス属
種別:多年草
花色:茶、赤、紫など
花期:8〜10月(5〜10月に咲く品種もあり)
原産:メキシコ
別名:ベニコスモスなど
花言葉:恋の思い出、恋の終わりなど
◎特徴:
コスモスの一種で、チョコレートに似た花の香りが特徴です。原種(※野生のものは絶滅)は高温多湿に弱い性質を持ちますが、品種改良により現在では日本の夏にも耐えられる品種が流通しています。基本的に種を作らないため、挿し芽などで株を増やす必要があります。
一年草ではなく実は多年草!
私もつい最近知ったのですが、チョコレートコスモスは多年草です。コスモスの仲間なので、てっきり一年草だと思い込んでいました。。。
冬になると地上部は枯れてしまいますが、凍結しない場所であれば翌年の春に再び芽吹きます。花期は品種によって異なり、5〜10月頃に咲く品種(四季咲き、または春〜秋咲き)と、8〜10月頃に咲く品種(秋咲き)の大きく2つに分けられます。
花の香りの正体は?
チョコレートコスモスの花の香りにはバニリンと呼ばれる成分が含まれています。バニリンはチョコレートやバニラにも含まれているため、正真正銘チョコレートの香りがするコスモスと言っても差し支えなさそうです。
ちなみに、チョコレートの原料であるカカオの花にはバニリンは含まれていないそうです。チョコレートコスモスの花は、本物よりもチョコレートらしい花とも言えそうですね。
▲カカオの花(参考)
我が家のチョコレートコスモス
今回購入したチョコレートコスモスがこちらです。チョカモカと呼ばれる品種で、耐暑性があり花期が長い性質を持つそうです。株全体はコンパクトなのに花付きも良いようなので、良いことづくめですね。
12月に購入した苗ですが、これから開花しそうな蕾がいくつか付いていました。通常、冬季は地上部が全て枯れてしまうようですが、枯れる前に開花してくれるでしょうか…?
購入日時点で開きかけの花が1つありましたが、既にチョコレートらしい香りが漂っていました。
その後花壇へ植え替えたのですが、数日後に1つ目の花が開き切りました。(既に12月ですし)今年の開花はあまり見込めそうもありませんが、来年はたくさん開花して欲しいものです。
チョコレートコスモス チョコモカ 3.5号苗(h02)