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【ブドウ】実生ブドウの成長記(2013〜2019年) - アタマの中は花畑
あまり動きがなかったため昨年はほとんど触れてこなかったのですが、種から育てているブドウ(実生ブドウ)も今年で9シーズン目(※)を迎えました。種をまいたのが2013年の夏のことだったのですが、気付けばもう2021年です。時が経つのは早いですね…。。
※1〜12月を1シーズンとした場合
さて、めでたく9シーズン目を迎えたわけなのですが、未だに花が咲く様子すらありません。その原因には心当たりがあるのですが…。ということで、その原因であろう植え替えに挑戦することにしました。
鉢植えブドウの植え替え適期は?
私が育てているような鉢植えブドウの場合、植え替えの適期は落葉期にあたる11〜3月と言われています。落葉期に植え替えることで株への負担も少なく済みます。地植えの場合は植え替え不要ですが、鉢植えの場合は根詰まりの原因にもなるため、2〜3年に1度は植え替えを行った方が良いようです。
我が家の実生ブドウの現状
さて、今回の題材となる我が家の実生ブドウです。9シーズン目に入りますが、思ったほど大きくは成長していない印象です。
(苔も相まって)株元はかなり風格ある見た目になってきましたが…。
枝の先端は全くと言っていいほど成長しておらず、ここ数年同じような見た目をしています。これは鉢の根詰まりによる生育不良で間違いなさそうですね。。。
(※現在の鉢に植え替えたのがいつなのか遡ってみたところ、なんと2014年春のことでした。したがって7年弱もの間、植え替えを行っていなかったことになります。。。)
▲植え替えたばかりのブドウ(2014年春撮影)
大きい鉢へ植え替え!
このまま放っておくとマズいことがわかったところで、早速植え替えを決行することにしました。植え替え先はこちらの茶色の鉢。思い切って二回り大きい鉢にしてみました。
まずは現在の鉢からブドウの株を引き抜きました。ぱっと見たところ、根がほとんど張っていないように見えますが…
近くで見るとご覧のとおり。鉢の隅々まで根が張り巡らされており、完全に根詰まりを起こしていることがわかります。。。
ひとまず、手で根をほぐしてみました。根が切れてしまったところもありますが、切れたところから新しい根が伸びてくれるはずなので良しとしましょう。
その後土を入れ替え、新しい鉢への移殖が完了しました。ただ、この日の作業はこれで終わりではありません。
続いて、2014年から使い続けてきた支柱を全て取り外しました。ブドウはつる性植物ですが、我が家のブドウは支柱なしでも何とか自立してくれるようです。
支柱を取り除いたところで、次は剪定を行いました。ブドウの剪定は初めてなので見よう見まねですが…まず、下の写真のような枯れた枝は問答無用で全て取り除きました。
また、成長の鈍い枝や元気のなさそうな枝もすべて取り除き、伸び盛りの枝だけを残すようにしました。
こうして剪定の完了したブドウがこちらです。多くの枝を取り除いたことで、かなりスッキリした見た目になりました。
そして最後に行ったのが支柱の設置です。今回はバラ用のオベリスクを購入してきました。
これを組み立てて、先程の鉢に立てれば作業完了です。ブドウの株が強風で倒れないよう、枝は全てオベリスクの内側に収めておきました(先端だけはどうしてもはみ出てしまいましたが…)。
さすがに今年すぐに収穫するのは難しいと思いますが、今回の植え替えで少しでも株が大きく成長してくれるよう願うばかりです。今後は、実生ブドウの様子についても定期的にお知らせできればと思っています。
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【実生ブドウ】9シーズン目突入!鉢植えブドウにも春が来た! - アタマの中は花畑