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以前の記事でもご紹介しましたが…この時期よく食べる温州みかんの皮は、さまざまな用途に活用できるのだそうです。ということで、今シーズン食べたみかんの皮はできるだけ乾燥させた上で保管しておくことにしました。
よく晴れた日が続けば、1週間ほどで自家製陳皮(ちんぴ=乾燥させたみかんの皮)が完成します。春になったら粉々に砕いた上で、家庭菜園の肥料(虫除け)として活用する予定です。
前置きはほどほどにして、ここからが今日の本題です。実家からたくさん送ってもらったため、ついついみかんを食べ過ぎてしまうのですが…こんな時に「みかんを食べ過ぎると手が黄色くなるよ!」と言われたことはありますでしょうか?私も小さい頃によく言われていたのですが、これって本当なのでしょうか?
みかんを食べると手が黄色くなるのは本当?
早速結論から入りますが、みかんの食べ過ぎで手が黄色くなるのは本当です。実はこの症状は列記とした病気の一つであり、柑皮症(かんぴしょう)という正式な病名も付けられています。柑皮症は柑橘類などに含まれるカロテンの過剰摂取が原因とされる病気で、カロテンの色素が皮膚や皮下脂肪に沈着することで引き起こされます。
柑皮症といえば手の変色が特に有名ですが、全身どこでも起こり得ると言われています。但し、カロテンが特に沈着しやすいのは手の平や足の裏側であるため「みかんを食べ過ぎると手が黄色くなる」というのはあながち間違っていないようです。
みかん以外でも柑皮症は発生するの?
柑皮症の発生源として特に有名なのがみかんをはじめとした柑橘類ですが、発生要因はあくでも「カロテンの過剰摂取」です。そのため、柑橘類以外の食べ物でも、食べ過ぎれば柑皮症の発生要因となり得ます。カロテンの含有量が多い食べ物としては、ニンジンやカボチャなどが挙げられます。
柑皮症になってしまったらどうすれば良いの?
ここまでの内容から「柑皮症はカロテンの過剰摂取によって引き起こされる病気の一種」であることがわかりました。となると次に気になるのは、万が一柑皮症の症状が出てしまった場合の対処法です。
まず大前提として、柑皮症は(皮膚が黄色っぽくなる点を除けば)健康への影響は全くありません。そのため、カロテンの摂取量を適量にしていれば、病院に行かずとも自然と症状は治まります。但し、カロテン自体は健康維持のためになくてはならない栄養素です。そのため、柑皮症の症状が出たからといって、カロテンの摂取量を必要以上に減らす必要はないのだそうです。
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