最近、近所で金魚草の花をよく見かけるようになりました。我が家でも昨年育てていたのですが、金魚草の花が咲くだけで花壇が一段と華やかになりますよね。
そんな金魚草ですが、見た目がよく似た花もこの時期多く咲いています。その中でも私がよく見かけるのがリナリアとマツバウンランです。今回は、金魚草・リナリア・マツバウンランの特徴についてそれぞれご紹介したいと思います。
金魚草の概要
科・属名:オオバコ科キンギョソウ属
種別:多年草(日本では一年草扱い)
花色:赤、ピンク、橙、黄、白など
花期:4〜6月、9〜10月
原産:南ヨーロッパ、北アフリカ
別名:スナップドラゴンなど
花言葉:おしゃべり、でしゃばり、おせっかいなど
◎特徴:
南ヨーロッパ〜北アフリカ原産の多年草で、暑さや乾燥に強い性質を持ちます。ただ湿気には弱いため、日本のジメジメした夏を越せず一年草として扱われることが多いです。
その名のとおり、金魚のような見た目の華やかな花を咲かせます。海外ではその姿を竜に例え、スナップドラゴンとも呼ばれます。
※金魚草の概要は下記記事からの引用です
【金魚草】花が咲き終わるとドクロ(骸骨)が現れる!?〜我が家の花壇でも探してみました〜 - アタマの中は花畑
リナリアの概要
科・属名:ゴマノハグサ科(オオバコ科)ウンラン属
種別:一年草
花色:赤、ピンク、橙、黄、白など
花期:3〜6月
原産:ヨーロッパ
別名:ヒメキンギョソウ、ムラサキウンランなど
花言葉:この恋に気付いて、幻想など
◎特徴:
花の形が金魚草に似ており、やや小型であることから姫金魚草(ヒメキンギョソウ)と呼ばれることもあります。ワイルドフラワーとして販売されることもあり、丈夫で育てやすい花です。
リアリアといえば一年草を指す場合が多いですが、中には多年草に属する品種もあります(宿根リナリア)。どちらも同じ「リナリア」ですが、花期や草丈などの性質は異なります。宿根リアリアは一年草に比べて草丈が高く、初夏〜夏(5〜7月頃)に開花します。
マツバウンランの概要
科・属名:ゴマノハグサ科(オオバコ科)マツバウンラン属
種別:一年草
花色:紫
花期:4〜6月
原産:北アメリカ
別名:─
花言葉:喜び、輝きなど
◎特徴:
北アメリカ原産の帰化植物で、日本では関東以西の日当たりの良い場所に自生しています。葉が松のように細長く、かつ花の形がウンラン(※)に似ていることからその名が付けられました。
※ウンラン:主に海岸の砂浜に自生し、夏〜秋にかけて黄色の花を咲かせます。手元に写真がなかったため今回は割愛していますが、ウンランの花も金魚草によく似ています。
金魚草・リナリア・マツバウンランの違いは?
いずれもオオバコ科に属し、花の形もよく似ている3種ですが、主な違いを挙げるとすれば「花の大きさ」ではないかと思います。それぞれの花の大きさは以下のとおりで、おおよそ金魚草>リナリア>マツバウンランとなります。
・金魚草→3〜6cm程度
・リナリア→1〜2cm程度
・マツバウンラン→1cm程度
また、花色のバリエーションも大きく異なります。金魚草やリナリアは品種も豊富ですが、マツバウンランは紫のみです。
・金魚草→赤、ピンク、橙、黄、白など多数
・リナリア→赤、ピンク、橙、黄、白など多数
・マツバウンラン→紫のみ
マツバウンランの群生も綺麗なのですが、やはり花壇で育てるのであれば「花が大きく華やかな金魚草」か「花色が豊富で育てやすいリナリア」ではないでしょうか。実はリナリアはまだ育てたことがないため、機会があれば種を購入しようかと思っています。
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