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少し前の記事で、トマトの苗が枯れてしまった時の保険として脇芽の挿し芽に行っていました。トマトの挿し芽には昨年も挑戦したのですが、成功率もそこそこ高く、手軽に苗を増やすことができます。
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さて今年の挿し芽はというと、現在はこのような状態です。もう家庭菜園に植えても遜色ない大きさになったのですが…まだ苗が1本も枯れていないため、このままプランターで育てることになりそうです。
ここまでは順調に成長しているように見えますが、一部の葉に白い線のようなものが付いていることに気付きました。この白い線は、何者の仕業なのでしょうか…?
トマトの葉に白い線が!?
冒頭のトマトの葉を少し拡大してみました。一見、青々とした元気な葉に見えますが…
よく見ると、赤丸で囲んだ部分に中心に白い線のようなものが付いていました。最初はナメクジが這った跡なのかな?とも思ったのですが、拭いて取れるものではありませんでした。この白い部分は葉の中身だけがくり抜かれたような状態になっており、皮の部分だけが残ることで白っぽく見えているようです。
葉を食べた虫の正体は?
今回、トマトの葉を食い荒らしたのはハモグリバエの幼虫と考えられます。ハモグリバエは体長1〜2mmほどの小さなハエで、春〜秋にかけて野菜や花の葉に卵を生みつけます。その幼虫が葉の中に潜り込み、内側の組織を食い荒らすことで「白い線」が浮かび上がります。この線が絵を描いているように見えることから、エカキムシと呼ばれることもあります。
ハモグリバエの幼虫は多くの野菜・花に発生することでも知られており、代表的なものではトマト、ナス、キュウリ、エンドウ、バジル、ミント、パンジー、マリーゴールドなどが挙げられます。
ハモグリバエ(エカキムシ)の予防・駆除方法は?
「エカキムシ(絵描き虫)」と言うと聞こえは良いですが…放っておくと植物の生育が悪くなり、最悪の場合枯れてしまうこともあります。そのため、ハモグリバエを見つけたらすぐに駆除することが重要です。
発生数が少ない場合は、白い線の終着点(幼虫のいる場所)を手で潰すか、食害を受けた葉を取り除くことが有効です。発生数が多い場合は、殺虫剤などの使用も選択肢に入ります。
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予防のためには「ハモグリバエを葉に寄せ付けない、卵を産ませない」ことが重要となるため、網目の細かいネットで覆って侵入を防ぎます。また、ハモグリバエは黄色を好む性質があるため、黄色の粘着シートを設置して捕獲することも有効です。
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