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現在、庭の片隅で古代米(黒米)の栽培に挑戦しています。今年で2シーズン目となるのですが、昨年よりも多くのお米を収穫したいところです。(黒米なので白米に混ぜ込んで食べることが多いのですが)このバケツから茶碗1杯分のお米を収穫することが当面の目標になりそうです。
そもそもなのですが、茶碗1杯には大体何粒くらいの米が入っているものなのでしょうか?そして、バケツ栽培によって茶碗1杯分のお米を収穫することは現実的に可能なのでしょうか?
茶碗1杯に入っている米は全部で何粒?
早速本題に入りますが、茶碗1杯のご飯(150g程度)には一体何粒の米が入っているのでしょうか?
※ここから先、数式を含みますがどうかご容赦くださいませ。。。
まず、炊く前の米(精米)と重さの関係は「精米1000粒=約20g」と言われています。そして、一般的な硬さのご飯であれば炊くことよって2.3倍程度の重さになります。これらの情報を使って、茶碗1杯に入っている米の数を求めてみることにしましょう。
まず、茶碗1杯分のご飯(150g)から精米の重さを逆算します。
150g ÷ 2.3(倍) ≒ 65g
ということで、茶碗1杯にはおよそ65gの精米が使われていることがわかりました。続いて、茶碗1杯に使われている米の数をY粒とすると、以下の関係が成り立ちます。
「精米20gが1000粒であれば、精米65粒はY粒」
これを数式に直すと以下のようになります。
20g:65g = 1000粒:Y粒
20 × Y = 65 × 1000
Y = 65000 ÷ 20 = 3250粒
したがって、茶碗1杯分のご飯(150g)にはおよそ3250粒の米が使われていることがわかりました。
稲1株から収穫できる米は何粒?
茶碗1杯に入っているおおよその米の粒数がわかったところで、続いては収穫時の粒数を調べてみることにしましょう。ここでは、田植え時の単位(苗4〜5本程度がまとまって成長した株)を「1株」として、1株あたりの粒数に触れることとします。
栽培条件などにもよりますが、稲1株から収穫できる米はおよそ2500〜3000粒程度と言われています。茶碗1杯分の米が約3250粒なので、「茶碗1杯分のご飯を食べるためには、稲が1株ちょっと必要」ということになります。
ここでバケツ稲栽培に話を戻しますが、通常はバケツ1個につき1株〜数株の稲を栽培するケースが多い印象です。したがって、ここまでの内容を踏まえると「バケツ1つで茶碗1杯分以上の米(稲)を収穫することも可能」ということになります。
おわりに
今回は、私の興味本位で茶碗1杯あたりの米の粒数について触れてみました。私自身は比較的食べる方(というより、代謝のせいですぐお腹が減るタイプ)なので、実際には今回触れた粒数よりも多くのお米を食べているものと考えられます。
普段よく食べている牛丼特盛の場合、使用されているご飯の量はおよそ350gです(※チェーン店によって異なる)。これを米の粒数に置き換えると約7600粒、稲3株弱の米を1回で食べていることになります。私の実家でも稲を育てていますが、もっと大切にお米を食べようと切に感じました。。。