我が家の家庭菜園ではゴールデンウィーク頃からオクラを育てているのですが、7月に入った頃からぼちぼち収穫できるようになりました。オクラは莢(さや)の成長がとても早く、少し目を離しているだけで食べ頃を過ぎてしまいます。こちらのオクラも美味しくいただきましたが、できることならもう少し早く収穫したかったところです。
オクラは1株あたり20〜30本ほど収穫可能と言われていますが(下記記事参照)、上の写真のように収穫を怠っているとかえって収穫量が落ちてしまうようです。
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収穫量を増やすにはこまめな収穫が肝心!?
オクラの収穫量を増やすためには、株自体が元気であることが前提となります。そのためには適度な水やり・追肥・虫除けが重要になりますが、もう1つ大切なポイントがあります。そのポイントが「莢を若いうちに収穫すること」です。
品種にもよりますが、オクラは莢の長さが5〜8cmほどになったら収穫適期と言われています。収穫適期を過ぎてしまうと莢が硬くなってしまうほか、莢の成長に養分を使うため、株全体に必要以上の負荷をかけてしまうことになります。株の元気(樹勢)が落ちるとその後の花・莢付きが悪くなるため、結果としてトータルの収穫量も減ることになります。
したがって、オクラの収穫量を増やすためには莢が若いうちに収穫することも肝心だと言えそうです。冒頭のオクラは長さが10cmを超えてから収穫したため、株に負荷をかけてしまったかもしれませんね。。。
オクラの収穫量を増やす方法は他にも…?
オクラの収穫量を増やす方法として適度な水やり・追肥・虫除け、そして莢が若いうちに収穫することを取り上げてきました。もう少し調べてみたところ、収穫量を増やす方法が他にも見たかったため、少しご紹介したいと思います。
①三本立てで育てる
オクラの栽培方法の1つで、最初のうちは苗を3本1セットで植え付けます。最後まで3本1セットで育てるわけではなく、成長に応じて間引きを行い、最終的には1本だけを残します。間引きの際により元気な株を残すことができるため、収穫量も増える可能性が高くなります。
(※最初から1本で育てると樹勢が強くなり過ぎてしまい、生育障害を起こしてしまうケースもあります。三本立てはこのような生育障害を防ぐ効果もあるようです。)
②摘芯を行う
葉が10枚ほどになったところで摘芯(=主茎の先端を摘み取ること)を行い、脇枝の成長を酢酸します。脇枝は通常2本ほど伸びるため、1株から収穫できる莢の数も増えると考えられます。
(※摘芯を行わずに育てる場合も多いです。)
③不要な下葉を摘み取る
不要な下葉を摘み取り、株元の風通しを良くします。風通しを良くすることにより、莢の成長を促進する効果が得られるようです。目安としては、1番下の莢から下側2〜3枚程度の葉までを残し、それより下の葉は全て摘み取ってしまいます。
【余談】オクラの開花〜収穫までの日数は?
オクラは開花してから1週間〜10日ほどで収穫することが可能です。開花から収穫までの期間は暑い時期ほど短くなる傾向があり、真夏であれば開花からわずか3〜4日で収穫適期を迎えるケースもあります。
以前の記事で、実の成長が早い野菜としてキュウリを取り上げたことがありますが…実際に計測したところ開花〜収穫までの日数は10日でした(※6月に計測した場合)。この計測結果だけで言えば、キュウリよりもオクラの成長の方が早いと考えられます。
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