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【きゅうり】表面の棘(トゲ)は何のために生えているの？〜棘が多いほど新鮮な証？〜 - アタマの中は花畑
8月に入ってもきゅうりの収穫ラッシュは続き、ここ最近は毎日のように食卓にきゅうりが並んでいます。我が家では2株のきゅうりを育てているのですが、4人家族(うち2人は3歳と1歳)では食べきれないくらいの本数が収穫できています。
そんなきゅうりといえば「すらっと真っ直ぐ伸びた形状」が一つの特徴ですが、我が家で育てたきゅうりは大抵以下のような形をしています。
(キュウリネットを使って育てているため)重力に従えば真っ直ぐ下へ伸びるはずなのですが、それでも実が曲がってしまうのは一体なぜなのでしょうか？
育てたきゅうりが曲がってしまった！
店頭に並べられたきゅうりといえば、大抵以下のような形状をしているかと思います。すらっと真っ直ぐ伸びた形状で、調理がしやすい点もポイントです。
▲理想的なきゅうり(参考)
一方で我が家のキュウリはというと、ひらがなの「し」やアルファベットの「J」のように大きく曲がったものが大半を占めています(中にはアルファベットの「O」みたいな形をした曲者もいますが…)。真っ直ぐ伸びた実もたまには収穫できるのですが、とても店頭に並べられたものではありません。
▲我が家のきゅうり
育て方のせいなのかな？とも考えるのですが、きゅうりネットであれば実が曲がることも少ないような気もしています。宙吊り状態で実が成長するため、重力にそのまま従えば真っ直ぐ下に伸びるはずなんですよね。。。
きゅうりの実が曲がるのはなぜ？
成長途中で実が曲がってしまうのにはさまざまな理由があるとされています。ここでは、そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。
①肥料の与え過ぎ/不足
きゅうりの株や実の成長には多くの養分を必要とします。そのため、栽培途中で肥料不足をおこすと生育不良の原因となり、結果として実が曲がってしまうことがあります。なお肥料はたくさん与えれば良いというものでもなく、過度に与えてしまうと肥料焼けの原因となります(特に、窒素成分を多く与えると実が曲がりやすくなるようです)。
②水の与え過ぎ/不足
きゅうりに含まれる水分量は95%に達するとも言われ、実の成長には多くの水分を必要とします。そのため、水分が不足すると実の形が歪になってしまうようです。特にプランターなどで栽培する場合は水不足に至りやすいので、こまめな水やりを心掛けましょう。
なお①と同様、水についてもたくさん与えれば良いというものではありません。水を与え過ぎると根腐れの原因となるため、水やりもほどほどが良さそうです。
③実が支柱やネットに触れた
きゅうりの実はとてもデリケートで、成長途中で支柱やネットに触れただけで実が曲がってしまうことがあります。我が家ではきゅうりネットを使って栽培していますが、もしかしたらこれが原因なのかもしれません。
④末成り(うらなり)になった
収穫のピークを過ぎると株自体が弱ってくるため、①〜③を全て回避したとしても実の形が歪になりやすくなります。このような実は末成り(うらなり)と呼ばれ、本成り(もとなり、一般に流通する実はこちら)に比べると風味・味が劣ると言われています。
◎末成りについてはこちら
本成り(もとなり)と末成り(うらなり)の違いとは？末成りでもまだまだ食べられます！ - アタマの中は花畑
きゅうりの実を真っ直ぐ伸ばすためには？
まず大前提として、きゅうりの実は一度曲がってしまうとその後真っ直ぐに戻ることはありません。そのため「次以降にできる実を曲がらないようにする」ような対策を講じる必要があります。
先程の要因を踏まえると、真っ直ぐなきゅうりの実を収穫するためには以下のような対策が有効と考えられます。
・肥料や水を適切に与える
・きゅうりの実が支柱やネットに当たらないよう、配置を調整する
・曲がった実は早めに収穫し、残りの実に栄養を回す
もちろん曲がった実でも美味しくいただけるのですが、見た目や調理のしやすさを考えると真っ直ぐな実を収穫したいところです。我が家でも真っ直ぐな実を収穫できるよう、きゅうりの株をこまめに観察することにします。
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