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【朝顔】植物のつるの右巻き・左巻きはどのように決まる? - アタマの中は花畑
夏休みシーズンに入り、宿題としてアサガオの花を数えている子供達も多いのではないでしょうか。そんな我が家でも「今年は朝顔の観察をしよう!」と意気込んで育て始めたのですが、未だに1輪も開花していません。つるや葉はぐんぐん成長しているのですが。。。
もしかして、何かしらの生育不良が発生しているのでしょうか…?
現在の朝顔の様子
現在の朝顔がこちらです。当初設置していたきゅうりネットの範囲を大きく超越し、敷地内に設置している電柱にまで巻き付いている状態です。
ここまでつるが伸びているのなら花もたくさん咲いているはずなのですが、花はおろか蕾すら見つかりません。
目を凝らして探してみると、何箇所か蕾らしきものも付いていました。しかしながら、これよりも成長した蕾は1つも見当たらず、花が咲くことは当面なさそうに見えました。
朝顔の花が咲かない原因とは?
朝顔の花が咲かない理由としては、主に以下の3つが挙げられます。
①肥料過多
→窒素成分を与え過ぎた結果、つるや葉ばかりが成長した
②水不足/肥料不足
→水または肥料が不足したことにより、生育不良を起こした
③夜間照明の影響
→過度な夜間照明(街灯など)に晒されることにより、花芽が作られなくなった(※朝顔は短日植物のため、日が短くなったことを検知できないと花芽が作られない)
上記①〜③を我が家の朝顔に当てはめてみると、①の肥料過多である可能性が高そうです。①の肥料過多による生育障害は「つるぼけ」と呼ばれ、先日取り上げた枝豆と同じ現象だと考えられます。つるぼけが発生すると花付きが悪くなり、こちらの写真のように成長途中の蕾が枯れてしまったりします。
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我が家の花壇・家庭菜園の土壌は元々かなり痩せていたため、今年の春に土壌改良を行ったのですが…今回はそれが裏目に出てしまったようです。
つるぼけの対策とは?
つるぼけの発生を防ぐためには、まずは窒素成分を多く含む肥料を与え過ぎないことが重要となります。朝顔は比較的栽培しやすい植物と言われますが、肥料のバランスだけは少し気にかけた方が良さそうです。
またつるぼけが発生してしまった場合は、以下の対応を行うことにより症状が改善されることもあるようです。但し、全ての株に当てはまる訳ではないため注意が必要です。
・大量の水を与えて肥料成分を洗い流す(鉢植えの場合)
・他の植物を混植し、余分な肥料成分を吸い取ってもらう
我が家の朝顔については、今後の対応をどうしようか迷っているところです。同じ場所に植えたバタフライピーが朝顔に巻かれてしまっているため、いっそのこと撤去してしまうかもしれません。。。
タキイ種苗 草花 種子 朝顔・大輪咲 混合