◎そもそもの発端はこちら
【備忘録】いつか花壇で育てたい花リスト - アタマの中は花畑
夏になると青色系のスイーツを多く見かけるようになりますが、その着色料としてよく使われるのがバタフライピーと呼ばれる花です。バタフライピーは綺麗な青色が抽出できる花としても知られており、お湯を注げば「青いハーブティー」を淹れることもできます。
私自身も元々育ててみたい花の一つだったため、今年春に種を取り寄せ、実際にバタフライピーを育ててみることにしました。本ブログでも不定期にご紹介してきましたが、今回は種まき〜ハーブティー作りまでの総集編をお送りしたいと思います。
バタフライピーの概要
科・属名:マメ科チョウマメ属
種別:多年草(日本では一年草扱いされることが多い)
花色:青
花期:6〜9月
原産:東南アジア、インド
別名:クリトリア、チョウマメ
花言葉:小さな恋など
◎特徴:
原産地では多年草扱いされていますが、日本で育てると冬に枯れてしまうため、一年草扱いされることが多いようです。
花にはアントシアニンが含まれており、お茶にすると綺麗な青色になります(※蝶豆花茶という名前でも取り扱われています)。
◎バタフライピーの概要は下記記事からの引用です
バタフライピーの種まき〜発芽(5月21日更新)
バタフライピーを自宅で育てるにあたり、まずは種を取り寄せることにしました。種はとても硬いため、表面に傷を付け吸水させた上で種まきすると、発芽率をより高められるのだそうです。早速私も試してみたのですが、傷を付ける際に種を1個割ってしまいました。。。
その後育苗ポットに種をまいたところ、10日ほどで発芽を確認しました。今回調達した種は6個だったのですが、この段階で発芽したのは3本でした(最終的には4本発芽しました)。
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花壇への植え替え(6月5日更新)
種まきから1カ月弱が経過したところで、育苗ポットから花壇へと植え替えました。
※バタフライピーは本来移植を嫌うため、私のように育苗ポット経由で育てるのではなく、種を直まきして育てた方が良いのだそうです。
なおバタフライピーはつる性植物であるため、植え付ける際は支柱やネットも用意しておく必要があります。我が家では(安価な)きゅうりネットを花壇に張り、朝顔と同じ場所で育てることにしました。
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1輪目の開花(7月11日更新)
花壇へ植え替えてから1カ月ほどが経過したところで、待望の1輪目が開花しました。ティーカップ1杯分のバタフライピーティーを淹れるためには3〜4輪ほどの花が必要とのことなので、もうすぐ念願の青いハーブティーが飲めそうです。
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…と思っていたのですが、その後隣に植えていた朝顔が「つるぼけ」状態となり、バタフライピーのつるを覆い尽くしてしまいました。その影響でしばらく花が咲かなくなり、青いハーブティーが飲めるかどうか微妙な状態が続くことになります。。。
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念願の青いハーブティーが完成!(9月16日更新)
朝顔のつるを撤去したところバタフライピーも徐々に元気を取り戻し、9月に入ったところでようやくハーブティーを作る目処が立ちました。せっかくなので、今回は収穫したての生の花(写真左)と乾燥させた花(写真右)で色の出方を比較してみることにしました。
結果は以下のとおりで、生の花(写真左)の方が乾燥させた花(写真中央)に比べて濃い青色に変化することがわかりました。私の淹れ方が悪かったのかもしれませんが、「花3〜4輪で綺麗なハーブティーが作れる」というのは生の花のことを指しているのかもしれません。
(※写真右は比較用のお湯です)
この青色はアントシアニンによるもので、酸性やアルカリ性に変えることでその色合いも変化します。例えばレモン汁を加えて酸性にしたところ、お湯の色は青→紫に変化しました。
なお肝心のお味ですが、バタフライピーティー自体の味はほとんどありませんでした。調べてみたところ、通常はハチミツなどを加えて楽しむことが多いようです。
バタフライピーはそのクセのなさから、着色料としても重宝されています。青色の着色料といえば青色1号などがまず思い浮かびますが…バタフライピーは「天然の青い着色料」であるため、健康を気にされる方でも安心です。
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そして現在…
最近は1日30〜40輪程度の花が咲くため、冬に向けて「乾燥バタフライピー」をせっせと作っています。元々はハーブティー用に育て始めたものですが、せっかくなのでさまざまな料理に活用してみたいところです。
全ての花を収穫してしまうと種が収穫できなくなるため、一部の花は収穫せずにそのまま残しています。ようやくさやが大きくなってきたため、来年用の種も無事収穫できそうです。