ここ最近、庭の片隅で毎年のようにいちごを育てています。いちごと言えばランナーで手軽に株を増やすことが可能なため、できることならランナーで増やした株のみで毎年実を収穫したいものです。ということで我が家でも実践しているのですが…毎年何かしらの理由で想定外の結果になってしまいます。。。
具体的には、
◎2019-2020年シーズン
・株を増やし過ぎて庭が無法地帯化
◎2020-2021年シーズン
・今度は株を減らし過ぎて収穫量大幅ダウン
◎2021-2022年シーズン
・株の数はそれなりに調整できたものの、青紫蘇にまかれてほぼ全てが枯れる(※今ここ)
…というような状態です。
仕方がないので、今回も新たにいちごの苗を購入することにしました。ホームセンターの園芸コーナーに出向いた結果、選んだ苗は長男チョイスの「白いちご」です。
白いちご自体は店頭でもしばしば見かけますが、何と言ってもいちごらしからぬ白い実(※)が特徴です。そもそも、この白いちごは「熟しても赤くならない品種」なのでしょうか?それそも「熟す前の時点で美味しく食べられる品種」なのでしょうか?
※実際には花托(かたく)と呼ばれる部分が膨らんだものであり、果肉ではありません。
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【イチゴ】赤い部分は果実じゃないって本当?〜実はつぶつぶが本体だった!?〜 - アタマの中は花畑
いちごの概要
科・属名:バラ科オランダイチゴ属
種別:多年草
花色:白
収穫期:5〜6月(一期なりの場合)
原産:南米
別名:オランダイチゴ、セイヨウイチゴなど
花言葉:尊敬と愛着、幸福な家庭、先見の明など
◎特徴:
原産地は南米ですが、現在栽培されているイチゴはオランダにて品種改良されたものが主流となっています。そのため、オランダイチゴの別名を持ちます。
甘みがあるため果物に分類されることが多いですが、スイカやメロンと同様「草本性」の性質を持つため、本来は野菜に分類されます。
また、イチゴは5〜6月のみ収穫可能な一期なりと、冬季以外は収穫可能な四季なりの2種類に分類することができます。一般的に、味は一期なりの方が良いと言われています。
◎いちごの概要は下記記事からの引用です
【イチゴ】クリスマスといえば何故イチゴ?実は販売戦略が関係していた!? - アタマの中は花畑
白いちごと赤いちごの違いは?
いちごの色は大きく「赤」と「白」の2系統に分かれますが、この色の違いはどのようにして生まれているのでしょうか?その鍵を握るのが、ブルーベリーなどお馴染みの「アントシアニン」と呼ばれる色素です。
一般的な赤いちごの場合、実が熟す頃になると太陽の光に反応し、アントシアニンが生成されます。いちごの赤い色は、このアントシアニンによるものです。ところが白いちごの場合は、アントシアニンを生成する性質自体をほとんど持ちません。そのため実が熟しても赤く変色することはなく、収穫する時まで白い色のままです。したがって、赤いちごと白いちごの違いはアントシアニンの有無によるものであり、白いちごは「熟しても赤くならない品種」ということになります。
なお、白いちごは突然変異によって生まれたものとされていますが、現在では改良が進んで多くの品種が流通しています(赤いちごと白いいちごの中間にあたる、ピンク色のいちごも存在します)。それでも赤いちごに比べて流通量は少ないため「白いちご=高級品」というイメージが強いのも現状です。また、赤いちごと白いちごの栄養価はほとんど変わりませんが、赤いちごは酸味が強く、白いちごは甘みが強い傾向があるようです(品種により異なります)。
我が家に白いちごがやって来た!
冒頭でも触れましたが、我が家にもこの白いちごの苗がやって来ました。白いちごを栽培するのは今回が初めてです。
今回も、昨年と同様にランナー付きの苗を選びました。ランナーの先端に付いた苗が無事に根付いてくれれば、ちょっとお得な気分になりますよね。
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ひとまず、前に植えていたいちごの苗が枯れて無くなってしまった場所に植え付けました。収穫はまだまだ先のことですが、翌春になったら息子達といちご狩りを楽しもうと思います。
◎次回の記事はこちら
【白いちご】植え付けから4カ月が経過〜ランナーはいつ頃切るべき?〜 - アタマの中は花畑
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