少し前の話になるのですが、ホームセンターでキャベツと紫キャベツの苗をそれぞれ購入してきました。キャベツについては元々種から育てていたのですが、生育があまり良くなかったため苗の購入に踏み切りました。我が家のように家庭菜園のスペースが限られている場合は購入した種を余らせてしまうことも多いため、いっそのこと苗を購入してきた方がてっとり早いのかな…と最近感じているところです。
紫キャベツについては、今回が初めての栽培となります。鮮やかな紫色に惹かれ「自分でも育ててみたいなー」と感じたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか(私もその1人です)。
そんな紫キャベツですが、一般的な緑色のキャベツとは色以外にどのような違いがあるのでしょうか?
キャベツの概要
キャベツ・紫キャベツの違いをご紹介する前に、まずはキャベツの概要について触れておきます。
科・属名:アブラナ科アブラナ属
種別:多年草
花色:黄
花期:3〜5月
収穫期:一年中(栽培地や品種により異なる)
原産:ヨーロッパ
別名:カンラン(甘藍)、タマナ(玉菜)など
花言葉:利益など
◎特徴:
ヨーロッパ原産の多年草ですが、栽培上は一年草として扱われる場合が多いです。元々は結球しない葉キャベツが主流で、その後結球性のキャベツが流通するようになりました。日本の場合、品種によって冬を中心に流通する「冬キャベツ」や春のみ流通する「春キャベツ」に大別することができます。
◎冬キャベツと春キャベツの違いについてはこちら
冬キャベツと春キャベツの違いは品種?それとも収穫時期? - アタマの中は花畑
キャベツと紫キャベツの違いは?
キャベツと紫キャベツ(赤キャベツ・レッドキャベツ)の違いと言えば、まずは何と言ってもその色です。紫キャベツにはアントシアニン(紫色の色素)が豊富に含まれているため、葉が鮮やかな紫色に見えます。
また栄養素で比較した場合、実は紫キャベツの方が栄養価は高いのだそうです。一般的なキャベツと比較すると、紫キャベツに含まれるビタミンC・ビタミンK・カリウム・リン・亜鉛は約1.5倍、カロテンや銅は約2倍と言われています。
紫キャベツの調理法は?
紫キャベツは主にサラダやマリネなどの材料として重宝されますが、煮物にはあまり使われません。というのも、紫キャベツの色素は水に溶け出しやすいため、煮ることにより本来の色が損なわれてしまうからなのだそうです。溶け出した色素は煮汁の中に残るため、他の食材への色移りが心配されることもあります。
(※私も過去に紫キャベツで焼きそばを作ったところ、麺が青色に変わった経験があります。味自体はほとんど変わらないため、最後まで美味しくいただきましたが。。。)
また、紫キャベツの煮汁にはアントシアニンが溶け出しているため、酸性やアルカリ性に変えることで色が変化します。以前、バタフライピーティーの色を変える実験(?)を行いましたが、紫キャベツでも同じような楽しみ方ができるかもしれません。
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我が家のキャベツ達の現在
冒頭でご紹介したキャベツの苗は、現在家庭菜園の一角ですくすくと成長しています。どちらも一回りほど大きくなりましたが、結球まではもう少し時間がかかりそうです。
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