アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【樅】クリスマスツリーにモミの木が選ばれるのはなぜ?

12月が近付いてきたこともあり、我が家でもクリスマスツリーを引っ張り出してきました。ツリー本体は昨年より使用しているものですが、今年はオーナメントを総入れ替えし「青仕様」にしてみました。

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そんなクリスマスツリーですが、どんな木が使われているか皆さまご存知でしょうか。我が顔の場合、屋外ではゴールドクレストの木に飾り付けを行っていますが、室内用ツリーの大半は「モミの木」がモチーフにされているのではないかと思います。もしかしたら、クリスマス関連の歌で覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

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▲ゴールドクレスト(参考)

 

そんなモミの木ですが、数ある木の中からなぜクリスマスツリーとして用いられるようになったのでしょうか?

 

 

モミの概要

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科・属名:マツ科モミ属

種別:常緑高木

花色:黄

花期:4〜5月

原産:北半球の寒冷地〜温暖地

別名:サナギ、オミノキなど

花言葉:高尚、昇進、時間など

◎特徴:

マツ科モミ属に属する樹木の総称で、北半球の寒冷地〜温暖地にかけて広く分布しています。クリスマスツリーとしても用いられるため海外原産のイメージが(個人的に)強いのですが、日本の山林にも自生しています。針葉樹の中では比較的暖かい地域にも自生しており、日本では屋久島あたりまで分布しています。

 

クリスマスツリーにモミの木が選ばれたのはなぜ?

クリスマスといえばキリスト教のイメージが強いですが、クリスマスツリーのルーツ自体は少し異なるようです。

 

(諸説ありますが)一説によると、クリスマスツリーのルーツとなったのは、冬至の際にゲルマン民族が行っていた「ユール」と呼ばれる祭事だと言われています。ユールでは常緑樹である樫の木を「永遠の象徴」として崇めていたのですが、後にやって来たキリスト教の宣教師が(異教の信仰を辞めさせキリスト教に導く目的で)この樫の木を切り倒してしまいました。すると、この木のすぐそばからモミの木が生えてきました。モミの樹形は三角錐型をしており、これがキリスト教の「三位一体(=頂点に神、両端にイエスと精霊が繋がっている状態)」に通ずることから、後にクリスマスツリーとして親しまれるようになったようです。

 

現在のクリスマスツリーには、元々の「永遠の象徴」のほか、キリスト教の「神の永遠の愛や神が与える生命を象徴する」といった意味が込められています。上記はあくまでも一説ですが、各地に根付いていた風習とキリスト教が融合するうちに「モミの木のクリスマスツリー」が認知されるようになりました。

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モミの木以外での代用は可能?

クリスマスツリーといえばモミの木ですが、モミの木以外での代用ももちろん可能です。品種の指定も特段設けられていませんが、クリスマスシーズンでも青々とした葉を茂らせる針葉樹が特に好まれています。日本では、ゴールドクレストをはじめとしたコニファー(園芸用として販売される針葉樹の総称)で代用することが多い印象です。

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来週からはいよいよ12月に突入します。モミの木かどうかには関わらず、ご自宅でもクリスマスツリーを飾ってみてはいかがでしょうか。


ウラジロモミ 根巻株 クリスマスツリー Sサイズ 樹高約50〜60cm前後 個体差あります 今年は本物のクリスマスツリーを! ※鉢・オーナメントはついていません モミノキ モミの木 苗 苗木 本物 もみの木 クリスマスツリー 生ツリー 常緑樹 針葉樹 裏白 庭木