アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【椎茸】余ったもので簡単!干ししいたけの作り方と栄養素について

◎昨年の記事はこちら

【もりのしいたけ農園レビュー】自宅でお手軽きのこ栽培!実際に育ててみました! - アタマの中は花畑

 

昨年の思い出が忘れられず、今年も「のしいたけ農園」を取り寄せてしまいました。今回は栽培容器付きの商品を購入したため、箱のサイズもかなり大きめです。

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昨年とは異なり、今年は霧吹きによる水やりも長男に任せてみることにしました。親のサポートが入ることもありましたが、日に日にしいたけが大きくなるため、長男も嬉しそうな様子でした。
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「森のしいたけ農園」はすぐに栽培が始められる状態で手元に届くため、1週間ほどで何十本ものしいたけを収穫することができます。採りたてのしいたけをたくさん食べられるのはこの上ない幸せですが、時には採れ過ぎて食べきれないこともあります。そこで今回は、余ったもので干ししいたけを作ってみることにしました。

 

 

干ししいたけの作り方

干ししいたけの作り方は至って簡単で、表面の汚れを軽く拭き取った後に干すだけです。この日は夜に収穫したため、万能干し網にセットするのも暗い中での作業となりました。本ブログでもしばしば登場しますが、万能干し網が1つあるだけで色々な加工ができて便利です。

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晴れた冬の日であれば、2〜3日もすれば乾燥が完了します。水分が抜けたことで表面が固くなり、全体的に軽くなったら取り込みの合図です。
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こうして、我が家でも干ししいたけを作ることができました。今回は自宅で収穫したものを使いましたが、市販されているものでも手軽に作れるのも魅力です。
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干ししいたけの栄養素について

干ししいたけは乾燥されて水分を抜いている分、生のしいたけに比べて1本あたりの重さが軽いです。そのため、100gあたりの栄養素で比較すると干ししいたけの方が大きく上回っていることになります。

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一方で、1本あたりの栄養素で比較すると両者ともほぼ同じ値となります(当たり前といえば当たり前なのですが…)。しかしながら、中には1本あたりでも干ししいたけの方が上回っている栄養素もあります。

 

具体的には以下が挙げられます。例えばビタミンDについては、生しいたけ内に含まれる成分と紫外線が反応することで生成されます。

①ビタミンD

・カルシウムの吸収や骨の成長を促進する。生しいたけの3倍程度含まれている。

②葉酸

・赤血球の生成を促進し、貧血を予防する。生しいたけの2倍程度含まれている。

③ビオチン

・皮膚や毛髪の健康状態を保つ。生しいたけには含まれていない。

④レンチオニン

・血液をサラサラにする。干ししいたけの香り成分であり、生しいたけには含まれていない。

⑤グアニル酸

・同じく血液をサラサラにする。干ししいたけの旨味成分であり、生しいたけには含まれていない。

 

干すことで旨味が増えるのはなぜ?

生しいたけももちろん美味しいのですが、よく「干ししいたけの方が旨味成分が多い」と言われます。これには先程取り上げたグアニル酸が深く関係しています。グアニル酸はしいたけを干す過程で生成される成分で、イノシン酸(鰹節など)・グルタミン酸(昆布など)と並んで三大旨味成分にも名を連ねています。なおグアニル酸は、全ての食物の中で干ししいたけにしか含まれていないと言われています。

 

このグアニル酸を最大限増やすためには、干ししいたけを5℃程度の水でゆっくり戻した後、加熱調理を行うと良いようです。この時に生じた戻し汁にもグアニル酸が豊富に含まれているため、そのまま料理に使うことも可能です。