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早いもので、今年も残り10日を切ってしまいました。昨年の年末年始は自宅で過ごしたのですが、今回は車で帰省する予定を立てています。(年末年始はゆっくりしたいので)本ブログの更新頻度も落ちるかと思いますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
話題が逸れてしまいましたが、ここから本題に入ります。年末年始に関連して先日鏡餅に関する記事を投稿しました。鏡餅(餅)の原料は「もち米」と呼ばれるお米なのですが、私達が普段食べているご飯は「うるち米」であり両者は異なるものとして定義されています。ここまでは私も理解しているつもりなのですが、実際のところ何が異なるのでしょうか?
うるち米ともち米の違いとは?
まず、お米は大きく「ジャポニカ米」「インディカ米」「ジャバニカ米」の3系統に分かれます。日本で食べられているお米はジャポニカ米に属しており、うるち米・もち米はどちらもジャポニカ米の中の一分類として定義されています。
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うるち米ともち米の違いは以下の通りです。お米に含まれるデンプンにはアミロース(水溶性で粘度が低い)とアミロペクチン(不溶性で粘度が高い)の2種類があり、うるち米ともち米ではこれらの配分が異なります。
◎うるち米(うるち精米、精米)
・含まれるデンプンのうち約2割がアミロース、約8割がアミロペクチン
・色は半透明
・もち米に比べて吸水しやすく、加熱した時によりふっくら炊き上がる
◎もち米
・含まれるデンプンはほぼ全てアミロペクチン
・色は白く不透明
・加熱することにより、うるち米よりも強い粘りを持つ
上新粉・白玉粉・だんご粉の違いについて
お米を製粉したものは一般的に「米粉」と呼ばれますが、その原料によって呼び方が異なることはご存知でしたでしょうか。この記事を書くまで私は知らなかったため、備忘録も兼ねてまとめておきたいと思います。
◎上新粉(じょうしんこ)
・うるち米を製粉したもの。粘度が低いため、ういろうや柏餅、ちまきなどに用いられる。また、小麦粉の代わりとしてパンやケーキの材料としても重宝されている。
◎白玉粉(しらたまこ)
・もち米を製粉したもの。粘度が高いため、白玉だんごや大福、桜餅などに用いられる。
◎だんご粉(だんごこ)
・上新粉と白玉粉をブレンドしたもの。その名の通り、主にだんごの材料として用いられる。