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【ミラクルフルーツ】レモンを食べても甘く感じる!?「ミラクル」と呼ばれる理由について - アタマの中は花畑
帰省の際に譲り受けた2本の苗のうち、前回はミラクルフルーツを取り上げました。ということで今回は、もう1本のグアバをご紹介したいと思います。
グアバは南国果実であることもあり、私にとってはほぼグアバジュースでしか口にしていない存在です。私のグアバ(ジュース)との出会いはかなり前に訪れたハワイ旅行の時だったのですが、今でも時折購入してしまうほど好きな果物です。そんなグアバの苗が我が家にやって来るとは、何かの縁を感じてしまいますね。
寒さに弱いイメージのあるグアバですが、品種によっては本州でも育てられるようです。実際のところ、寒さに強い品種はどの程度の寒さまで耐えられるのでしょうか?
グアバの概要
科・属名:フトモモ科バンジロウ属
種別:常緑低木
花色:白
花期:4〜5月頃
収穫期:9〜10月頃
原産:熱帯アメリカ、熱帯アジア
別名:蕃石榴(バンザクロ)、バンジロウなど
花言葉:強健など
◎特徴:
熱帯アメリカまたは熱帯アジア原産の常緑低木で、日本では沖縄・奄美地方を中心に栽培されています。果実の大きさは3〜10cmほどで、果肉の色はピンク、黄、白などさまざまです。葉にはポリフェノールが多く含まれており糖の吸収を穏やかにする効果もあるため、健康茶(グアバ茶)の原料としても重宝されています。
なお「パイナップルグアバ」とも呼ばれるフェイジョアはフトモモ科アッカ属に属する植物で、厳密にはグアバとは異なる植物です。
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グアバの品種と耐寒温度について
グアバは熱帯地方原産ですが、品種によっては比較的寒さに強いと言われています。ここではグアバの代表的な品種について、実の特徴や耐寒温度を簡単にまとめてみました。テリハバンジロウ(ストロベリーグアバ)やキミノバンジロウ(イエローストロベリーグアバ)であれば関東以西での路地栽培も可能で、比較的初心者向けと言えるかもしれません。
◎バンジロウ
・耐寒温度:10℃程度
・特徴:グアバといえばこの品種を指すことが多い。果実は直径10cmを超えるものもあり、リンゴのような食感が特徴。寒さには弱く、日本では主に沖縄・奄美地方で栽培される。
◎テリハバンジロウ
・耐寒温度:0℃程度
・特徴:ストロベリーグアバとも呼ばれる。バンジロウとは同属異種の関係にあるが、バンジロウの一種として扱われることが多い。果実は3〜4cmほどと小さいが、イチゴのような鮮やかな色と爽やかな香りが特徴。寒さにかなり強く(一時的であれば-5℃程度でも耐えられるとのこと)、関東以西では路地植え栽培が可能。
◎キミノバンジロウ
・耐寒温度:0℃程度
・特徴:テリハバンジロウの変種でイエローストロベリーグアバとも呼ばれる。テリハバンジロウより果実がやや大きく、果皮は黄色。こちらも関東以西では路地植え栽培が可能。
我が家のグアバ
そして、我が家にやって来たグアバの苗がこちらです。元々は私の叔母が種から育てた苗から枝を挿し木して育てたもので、品種はキミノバンジロウ(イエローストロベリーグアバ)だと考えられます。樹高はおよそ80cmでした。
我が家にやって来てすぐに大雪(※写真は越冬に挑戦中のパパイヤ)に見舞われたのですが、屋外に置きっぱなしでも何とか持ち堪えてくれました。さすが寒さに強いことはありますね。
一方で、中には枝先が少し傷んでしまった部分も見受けられました。寒さに強いとはいえ、雪や霜には少し気を付けた方が良いのかもしれません。特に木が若いうちはやや寒さに弱くなるようなので、簡単な霜除けくらいは作ってあげようかと思っています。
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