先週末くらいから急に暖かくなり、我が家の花壇でも秋植え球根達が次々と開花し始めました。今くらいの時期〜GWあたりは開花する花の種類も多く、私にとっても最も好きな季節でもあります。
▲ミニアイリスの花
▲クロッカスの花
また、この時期は店頭に並んでいる花の種類も多いため、ついつい色々な花を衝動買いしてしまいます。今回は、そんな衝動買いによって我が家へやって来たオステオスペルマムのご紹介です。
オステオスペルマムの概要
科・属名:キク科オステオスペルマム属
種別:多年草
花色:赤、ピンク、橙、黄、白、紫など
花期:3〜6月、9〜11月
原産:熱帯アフリカ
別名:アフリカンデージー、アフリカキンセンカなど
花言葉:元気、無邪気など
◎特徴:
南アフリカ原産の多年草で、品種改良(育苗)されたものを中心に数百種類が流通しています。育苗は海外を中心に行われており、日本で流通している品種のほとんどは海外からの輸入品(あるいはそれを挿し木等で増やしたもの)です。
花色は非常に豊富で、暖色系統(赤、ピンク、橙、黄、白、紫など)であれば大抵の色が揃っています。また一重咲きの品種が相対的に多いものの、近年では八重咲きの品種もよく見かけるようになりました。
夏越しの方法について
熱帯アフリカ原産と聞くといかにも暑さに強そうなオステオスペルマムですが、実は高温多湿に弱いと言われています。そのため、春の花期(3〜6月頃)が終わり梅雨に差し掛かる頃に切り戻しを行い、株全体の通気性を良くしておく必要があります。切り戻しは草丈が1/3になるくらいを目安に実施し、古い葉も取り除くようにすると尚良しです。切り戻しを適切に行うことで株の蒸れを防ぎ、高温多湿となる夏を乗り越えやすくなります。
無事に夏を越すと切り戻した枝から脇芽が成長し、9〜11月頃にかけて花期を迎えます。
冬越しの方法について
オステオスペルマムは「半耐寒性多年草」と記載されることが多いものの、比較的寒さには強いと言われています。品種にもよりますが、霜さえ当たらなければ−5℃程度までは耐えることができます。
但し、霜に当たると株を大きく傷める可能性があるため、鉢植えの場合は霜の当たらない場所へ移動させるようにしましょう。地植えの場合は株の移動が難しいため、マルチや寒冷紗によって霜の発生を抑えることで冬を乗り越えやすくなります。
無事に冬を越すと枝葉が大きく成長し、3〜6月頃にかけて花期を迎えます。
我が家のオステオスペルマム
最後に、我が家のオステオスペルマムについても少し触れておきたいと思います。非常にたくさんの品種が店頭に並んでおり目移りしてしまったのですが、今回はピンク・橙・黄の3株を購入してきました。オステオスペルマムを育てるのは今回が初めてなのですが、こんなに綺麗な花ならもっと早くから育てるべきだった…!と少し勿体無い気分になりました。
最近は私が花壇をいじっていると、毎回のように長男が手伝ってくれるようになりました。3歳児に「オステオスペルマム」という名前はさすがに難しかったようですが、色とりどりの花には関心がある様子でした。
この綺麗な花を毎年楽しむため、夏越し・冬越しのための「ひと手間」にはこの先気を配っておこうと思います。
【輸入種子】Mr.Fothergill's Seeds Osteospermum Limpopo Mixed オステオスペルマム・リンポポ・ミックス ミスター・フォザーギルズシード