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我が家の庭ではいちごの花が見頃を迎えています。人工授粉のため新しく開花した花を毎日探しているのですが、この時期は庭先以外でもいちごの花を見かけることができます。
例えばこちらは近所の空き地で撮影した写真ですが、あちこちに黄色い花が咲いていることがわかります。この野草の名前は「ヘビイチゴ」で、いちごと同じくバラ科に属しています。
それにしても、名前に「ヘビ」が付くなんてちょっと変わった植物ですね。どうしてそのような名前が付けられたのでしょうか?
ヘビイチゴの概要
科・属名:バラ科キジムシロ属
種別:多年草
花色:黄
花期:4〜6月
原産:東南アジア〜東アジア
別名:ドクイチゴ(毒苺)、クチナワイチゴなど
花言葉:可憐、小悪魔のような魅力など
◎特徴:
東南アジア〜東アジアを原産とする多年草で、日本でも北海道〜沖縄まで広く分布しています。やや湿った場所を好み、田んぼの畦道などで多くみかけることかできます。5〜6月頃になると、直径1cm程度の赤い実を付けます。
名前の由来は?
「ヘビイチゴ」という名前の由来は諸説あり、代表的なものでは以下が挙げられます。いずれも蛇が関連している点では共通しています。
・蛇が食べるいちごと考えられたため(※蛇は本来肉食のため、ヘビイチゴの実を食べることはありません)
・地面を這うように成長する姿が蛇に似ているため
・蛇が生息するような湿った場所を好むため
・ヘビイチゴを食べる小動物を蛇が獲物にしているため
・漢方・生薬としての名称である蛇苺(じゃも、中国語)を日本語読みするとヘビイチゴになるため など
ヘビイチゴの実は食べられるの?
ヘビイチゴの実自体は食べられますが、味が薄く、かつ食感がスポンジのようにパサパサしているため生食には向きません。食用にする場合はジャムなどに加工すると良いかもしれません。
なお、ヘビイチゴは毒苺(ドクイチゴ)と呼ばれることもあります。実の色や蛇のイメージからそう呼ばれているようですが、実際は無毒であり食べても全く問題ありません。
(※前述のとおり、食べてもあまり美味しくないだけです)