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【キノコ】培養土から生えたキノコの正体は?対策は必要なの?

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こちらの写真は、本ブログでも度々登場しているミニパインです。現在は2株を育てているのですが、今年は何とその両方に花が付きました。

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決して派手な見た目ではありませんが、下の方から順に紫色の花が開花しています。特に次男(間もなく2歳)が興味を示しているようで、前を通りがかるたびに「(これは)何?」と聞いています。
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まるでミニパインが主役のような前置きから入りましたが、今回取り上げるのはミニパインではありません。実はミニパインを植えている鉢から、最近身に覚えのないものが顔を出しているんですよね。ということで、今回はその正体や対策について少し調べてみることにしました。

 

 

培養土からキノコが生えてきた!?

先程掲載したミニパインについて、花ではなく株元に視線を移してみました。すると、薄茶色のキノコが顔を出していることに気が付きました。この鉢には培養土のみを詰めており、特段このキノコに心当たりがあるわけではありません。

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同様の現象は培養土を詰めた他の鉢でも確認したことがあるのですが、いずれの場合も一斉にキノコが生えた後、数日程度でその姿を消してしまう印象です。
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生えてきたキノコの正体は?

今回見つけたキノコについて調べてみたところ、どうやらヒトヨタケの仲間のようです(※おそらくクズヒトヨタケですが、正直なところあまり自信はありません)。ヒトヨタケ自体は培養土から生えやすいキノコの1つで、一晩でかさが萎れてしまうことなどからその名が付けられました。

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培養土からキノコが生えても問題ないの?

基本的には問題ありません。培養土の原料には落ち葉や木の皮なども用いられており、それらに付着した菌が培養土内で増殖することでキノコが生えてきます。なお、キノコは土中の養分をほとんど消費しないため、生えたからといって土が痩せる心配はありません。むしろ、キノコが生えることは土中に有機物を含んでいる証拠となるため、土の状態は良いと言えます。

一方で、キノコは湿った場所を好む性質があるため、土中の水分量(湿度)がやや高い状態であることも示しています。

 

キノコが生えた場合の対策は?

見栄えが悪いなどの理由で対策を講ずる場合、方法としては以下が挙げられます。①に関しては、乾燥させ過ぎると元々植えていた植物まで枯れてしまうためほどほどにしておきましょう。

①風通しの良い場所へ移動させる

→湿度を下げることで、キノコが生えにくい環境に変えます。

②キノコのかさが開く前に抜き取る

→胞子が飛散する前に除去することで、キノコの子孫を残さないようにします。

③土ごと入れ替える

→根本的な対処方法です。但し、同じ培養土(同じ袋のもの)を使用すると再び生えてくる可能性があります。

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生えたキノコは食べられるの?

今回見つけたクズヒトヨタケ(と思われるキノコ)には毒性はありませんが、食べない方が無難だと言われています。培養土に付着した菌によって生えるキノコの種類も変わりますが、毒キノコの可能性もゼロではないため「よく知らないキノコは口にしない」というのが基本になります。

 


よくわかるきのこ大図鑑 場所・かさ・柄・胞子 [ 小宮山勝司 ]