昨年のインパチェンスに引き続き、今年はサンパチェンスの苗を購入してきました。ちょうどチューリップを植えていたスペースが(球根掘り上げに伴い)空きそうなので、その跡地に植えて楽しむ予定です。
購入した株のうち、ピンク系の株では既に花が1輪咲いていました。この花を観察していたところ、ある事に気付いたため今回はそれを記事にしてみたいと思います。
サンパチェンスとは?
サンパチェンスとは、サカタのタネ様によって品種改良されたインパチェンスの仲間を指します。サンパチェンスという名前の由来はSun(太陽)+Patience(忍耐)であり、暑さに強いことも1つの特徴です。従来のインパチェンスは高温多湿にやや弱い性質があるため、日当たりの良い場所で花を楽しみたい場合はサンパチェンスを選ぶと良いかもしれません。
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花の下に伸びる長い管を発見…?
冒頭に掲載したサンパチェンスの花を横から撮影してみました。上から見た時は特に気にならなかったのですが、横から見ると管のようなものが伸びていることがわかります。それもたまたま生えたような感じではなく、何か意図があるのでは?というくらい長く伸びています。
長い管の正体は?
今回見つけた長い管のような部分は距(きょ)と呼ばれ、サンパチェンスの場合は萼片の辺りから下向きに伸びています。
サンパチェンスの距は非常に独特な形状をしていますが、これには列記とした役割があります。距の内部には蜜が詰まっており、細長い形状にすることで長いストロー状の口を持つ昆虫(蝶や蛾など)しか吸えない仕様になっています。こうして蜜を吸いに来る昆虫を制限することで、受粉の確率を高めているのだそうです。

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