◎前回の記事はこちら
【インカのめざめ④】ジャガイモの葉が黄色に変色したのはなぜ? - アタマの中は花畑
早いもので、インカのめざめ(ジャガイモ)の植え付けから約4カ月が経過しました。前回記事時点では日照不足によると思われる葉の変色が見られましたが…その後症状は改善し、青々とした葉が生い茂ってくれました。その一方で、ダンゴムシやナメクジによる葉の食害は酷かったですが。。。(※あまりにも醜いので全景写真は割愛しています)
まだ葉が枯れる様子はないのですが、そろそろ撤収しないと次の苗を植え付けるタイミングを逃してしまいそうです。ということで、少々早いですがインカのめざめの収穫に踏み切ることにしました。
長男・次男とジャガイモ掘り!
せっかくの機会なので、長男(4歳)と次男(2歳)にも声を掛け、インカのめざめの収穫を手伝ってもらうことにしました。まずは地上部をハサミで除去した後、その周りを手で掘っていきます。
すると、丸々とした芋がゴロゴロと出てきました。収穫のタイミングこそ少し早かったものの、それなりの大きさには成長していたようで一安心です。
収穫した芋は、早速調理しておいしくいただきました。じゃがバターやフライドポテトは長男・次男にも好評でしたが、ジャガイモのポタージュのみやや不評でした。。。
種芋との比較
今回インカのめざめを収穫していたところ、地中から種芋らしきものも出てきました。例えばこちらの写真の場合、中央の黒っぽい芋が2月に植え付けた種芋だと思われます。
今回収穫した芋と種芋を並べてみました(注:写真右側は種芋2個分の収穫量です)。芋のサイズはまちまちですが、中には種芋の2倍近い大きさのものもありました。
皮が紫色に変色した芋は食べても問題ないの?
一般的なジャガイモ(男爵など)と同様、インカのめざめの皮は薄い茶色をしています。ところが、今回収穫した芋の中には皮の一部が紫色に変色したものも見かけられました。見た目は毒々しいですが、これらは食べても問題ないのでしょうか?
調べてみたところ、アントシアニンと呼ばれる色素が沈着したことで皮が紫色に変色してしまったと考えられます。本ブログでも度々登場していますが、アントシアニンはブルーベリーなどにも多く含まれる色素ですので食べても問題ありません。
どうやらインカのめざめに関しては、他の品種に比べてこの現象が発生しやすいようです。私自身初めてインカのめざめを栽培しましたが、初見だと驚いてしまいますよね。
なお、皮が緑色に変色したジャガイモには、ソラニンやチャコニンと呼ばれる天然毒素が含まれています。摂取すると下痢・吐き気・嘔吐・頭痛・頭痛・目眩などの症状が表れるため、調理の際は皮を厚めに剥くなどしてきちんと取り除くようにしましょう。
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