アタマの中は花畑

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【オステオスペルマム】夏に切り戻しを行う目的は?

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今年3月、我が家の花壇にオステオスペルマムがやって来ました。植え付け直後は色とりどりの花を次々と咲かせてくれていましたが…

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6月にもなると花期は終わり、葉ばかりが生い茂っている状態です。この写真だけ見ると、とてもオステオスペルマムには見えないですね。。。

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現在でも少しは蕾が付いているのですが、正直なところこの先はあまり花も期待できません。ということで、このタイミングで株の切り戻しを行うことにしました。

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切り戻しとは?

切り戻し(きりもどし)とは、大きく伸びた枝や茎を摘み取ることで株全体を整える作業のことです。不要な枝や茎を除去することで新しい枝・茎に養分を回し、株の成長や花付きを促進する効果も得られます。

なお、よく似た用語に「剪定」がありますが、切り戻しと剪定はほぼ同じ意味で用いられています。例えば、枝先の調整のみで株の見た目をほぼ変えないような作業を弱剪定(または弱い切り戻し)、太い枝や茎も切断し株の見た目を大きく変えるような作業を強剪定(または強い切り戻し)と呼びます。

 

切り戻しの効果は?

先程も少し触れましたが、切り戻しを行うことにより以下のような効果が得られます。

①株全体のバランスを整える(強い切り戻しの場合は、株をコンパクトなサイズにまとめつつ長く楽しむことが可能)

②新しい枝・茎に養分を回し、株の成長や花付きを促進する

 

さらに、オステオスペルマムの場合は「③株全体の風通しを良くし、夏越ししやすくする」効果も見込まれます。冒頭の関連記事内でも触れているのですが、オステオスペルマムは高温多湿に弱いため、日本では夏の過ごし方が重要となります。そのため、梅雨に差し掛かる頃に切り戻しを行うことで株の蒸れを防ぎ、高温多湿となる夏を乗り越えやすくなります。
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▲切り戻し前のオステオスペルマム

 

早速切り戻しに挑戦!

私が住んでいる地方も先日梅雨入りしたため、このタイミングで切り戻しを行うことにしました。今回は強い切り戻し(強剪定)ということで、枝のバランス等は特に考えず、全体的に1/3くらいの長さにカットしました。キク科の植物らしく、作業中はキクやヨモギに似た香りが漂っていました。

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切り戻し後のオステオスペルマムがこちらです。(春のシーズンを終え)質素になった我が家の庭がさらに物寂しくなりましたが…無事に夏を越せば脇芽が成長し、9〜11月頃にかけて再び花を咲かせてくれるはずです。
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