◎関連記事はこちら
【サニーレタス】実はあの野草と同じ仲間！レタスとキャベツは全く異なる野菜だった！？ - アタマの中は花畑
現在、家庭菜園の片隅でサニーレタスを4株ほど育てています。植え付けから3カ月ほど経過したところでとう立ちが始まりましたが、現在でも美味しく葉をいただいています。食べる分だけを収穫し、新鮮なうちに食卓に並べられるのも、家庭菜園の醍醐味ですよね。
◎とう立ちについてはこちら
【白菜】一度食べたらやみつき！？意外と美味しいとう立ち菜！ - アタマの中は花畑
◎3月上旬撮影
◎3月下旬撮影
◎6月中旬撮影
サニーレタスは結構な頻度で収穫しているのですが、最近味が苦く感じることがあります。市販のサニーレタスではそのようなことはないのですが、私の育て方に何か問題があるのでしょうか？
自宅で育てた葉物野菜の味が苦い！？
冒頭でも触れたとおり、最近収穫したサニーレタスの葉が苦味を持っていることがあります。苦味が発生する条件についてはあまり詳しく把握できていないのですが、以下のような傾向があるような気はしています。
・株がある程度成長してから苦味を感じるようになった
・葉の先端よりも付け根の方が苦味を強く感じる
▲サニーレタスの葉にやって来たトンボ(おそらくアキアカネ)。夏から秋によく見かけるイメージでしたが、もう6月から飛び始めているんですね。
今回はサニーレタスを例に挙げていますが、苦味を感じたのはこれだけではありません。過去には、水菜などでも同様の現象が発生したことがあります。私自身苦味はかなり苦手(なので酒類もNG)なので、この辺りの味の変化にはかなり敏感です。。。
葉物野菜の味が苦くなったのはなぜ？
少し調べてみたところ、葉物野菜の味が苦くなるのはやはり育て方が関係しているようです。ここでは、想定される要因をいくつか挙げてみます。(なかなか実践するのは難しいですが)逆を言えば、①〜④に気を付ければ苦味の少ない美味しい野菜を育てることができます。
①収穫適期を過ぎた
野菜には美味しく食べるための収穫適期があり、その期間を過ぎると味が落ちてしまいます。葉物野菜に関しては、とう立ちを始めるまで収穫適期だと言われています。とう立ちを始める前までは葉の成長に養分を使っていますが、それ以降は花や種のために養分を回すようになります。これに伴って葉の味が落ち、苦味を生じるケースがあるようです。
我が家の場合は「ある程度株が成長してから苦くなった」「サニーレタスかとう立ちを始めた」という点から、こちらが原因ではないかと考えています。
②水や肥料が不足した
栽培中に水や肥料が不足した場合、そのストレスで苦味を生じることがあります。フルーツトマトのように敢えて与える水を減らして育てる野菜もありますが、そんな野菜ばかりではないようです。
◎関連記事はこちら
【トマト】フルーツトマトってどのくらい甘いの？普通のトマトとの違いについて - アタマの中は花畑
③肥料を与え過ぎた
肥料不足も良くありませんが、だからと言って肥料を与え過ぎるのもNGです。肥料には窒素・リン酸・カリの三要素が含まれており、このうち窒素(葉肥)には葉や茎の成長を促す効果があります。葉物野菜とっては欠かせない要素ですが、与え過ぎてしまうと今度は使い切れずに苦味成分として葉の中に残るケースがあります。
◎関連記事はこちら
【肥料の三要素】植物の成長に不可欠！窒素・リン酸・カリの効果とは？ - アタマの中は花畑
④病害虫の影響を受けた
②と同様、病害虫の影響を受けた場合もストレスで苦味を生じることがあります。例えば無農薬かつ美味しい野菜を育てるためには、その分病害虫にも注意を払う必要があります。
苦味を生じやすい野菜は？
苦味を生じやすい野菜としては、今回取り上げたレタスのほか、水菜・小松菜・ルッコラなどの葉物野菜が挙げられます。特に生で食べる場合は苦味を強く感じやすいようてす。
葉物野菜以外ではキュウリ、ナス、トマトなどの夏野菜でも苦味を感じることがあります。
