アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【雑談】「緑黄色野菜」の対義語は?色や栄養素との関係について

相変わらずぐずついた天気が続いていますが、家庭菜園の夏野菜達は順調に成長しています。その中でもミニトマトが日に日に色付いてきたため、昨日の晴れ間を使って初収穫に踏み切りました。長男は美味しそうに食べていましたが、次男は「酸っぱい!」と言って吐き出していました。。。

(※その後父が美味しくいただきました。2歳の次男にはまだトマトが早いのでしょうか…?)

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この先もトマトのほか、ピーマンやオクラをはじめとした緑黄色野菜の収穫が見込まれるところですが…そもそも「緑黄色野菜」とはどのような定義で決められているのでしょうか?そして、緑黄色野菜ではない野菜のことはどのように総称すれば良いのでしょうか?

 

 

緑黄色野菜とは?

緑黄色野菜とは、β-カロテンを豊富に含む野菜の総称を指します。名前からすると野菜の色が関係している気がしてしまいますが、実際には色は関係しておらず、β-カロテンの含有量によって決められています。厚生労働省によれば「可食部100gあたりにβ-カロテンが600μg以上含まれている野菜」と定義されていますが、摂取頻度や摂取量の多い野菜であれば、この定義をわずかに満たさなくても緑黄色野菜に含めることができます。

したがって、緑黄色野菜を一言で表すと「色に関わらず、β-カロテンを多く摂取できる野菜」ということになります。

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◎代表的な緑黄色野菜

トマト、ピーマン、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤ、オクラ、パセリ、さやえんどう、いんげん、アスパラガス、ブロッコリー、サニーレタスなど

 

緑黄色野菜の対義語は「淡色野菜」

β-カロテンを豊富に含む緑黄色野菜に対し、先程の定義を満たさない野菜のことを「淡色野菜(たんしょくやさい)」と呼びます。但し、厚生労働省や農林水産省の定義では「その他の野菜」と表記することもあります。

淡色とは呼ばれるものの、こちらも色は関係しておらずβ-カロテンの含有量によってのみ定義されています。例えばゴーヤやナスは皮の色が濃いものの、β-カロテンの含有量は少ないため淡色野菜に分類されます。

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◎代表的な淡色野菜

ナス、きゅうり、ズッキーニ、ゴーヤ、キャベツ、白菜、レタス、玉ねぎ、大根、ごぼう、とうもろこし、ニンニク、もやしなど

 

淡色野菜は栄養価が低いのか?

β-カロテンの含有量に関しては緑黄色野菜に劣るものの、淡色野菜は栄養価が低いのか?と言うともちろんそうではありません。β-カロテン以外の栄養素に関しては、むしろ淡色野菜の方が豊富に含まれているケースも少なくありません。

そのため緑黄色野菜・淡色野菜に関わらず、さまざまな種類の野菜を満遍なく摂取することも大切だと言えそうです。

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