一昨年・昨年と1000輪咲きヒマワリ(サンビリーバブル)を育てていましたが、今年はその代わりにメランポジウムを植え付けています。サンビリーバブルに比べると花は小さめですが、花壇を十分賑わせてくれています。
私自身はこの花のことを「メランポジウム」と呼んでいるのですが、店頭に並んだ苗を見ると「メランポディウム」「メランポジューム」などと記載されていることもあります。これらの花は全て同一品種なのでしょうか?それとも、少しずつ特徴の異なる品種なのでしょうか?
◎一昨年・昨年の記事はこちら
【1000輪咲きヒマワリ】本当に1000輪咲くの!?〜凡人が育てたら何輪咲くか検証してみる(完結)〜 - アタマの中は花畑
【1000輪咲きヒマワリ2021①】本当に1000輪咲くの!?〜それなりに世話したら何輪咲くか検証してみた(完結)〜 - アタマの中は花畑
メランポジウムの概要
科・属名:キク科メランポジウム属
種別:多年草(日本では一年草扱い)
花色:黄
花期:4〜11月
原産:中央アメリカ
別名:ミリオンゴールドなど
花言葉:元気、あなたはかわいいなど
◎特徴:
中央アメリカ原産の多年草で、暑さに強く花期が長いため日本でも人気の高い花です。但し、日本では冬の寒さに耐えられないため、一年草扱いされることがほとんどです。
メランポジウム属の花は中央アメリカを中心に約80種類が分布していますが、園芸用として流通しているのはこのうちメランポジウム・ディバリカツム種(あるいはその改良種)のみです。花の直径は3〜4cm程度ですが、ドーム状に枝葉が成長するため1株でも十分なボリュームがあります。
メランポディウム・メランポジュームとの違いは?
本記事では「メランポジウム」と記載していますが、冒頭でも触れたとおり「メランポディウム」「メランポジューム」などと呼ばれることもあります。どれも発音は良く似ていますが、実際のところこれらは全て同一品種なのでしょうか?
結論から言えば、「メランポジウム」「メランポディウム」「メランポジューム」は全て同一品種です。メランポジウムの学名はMelampodium paludosumと表記するのですが、どうやらこの「dium」の読み方によってさまざまな日本語表記が広まっているようです。少し検索してみたところ「メランポジウム」をやや多く見かけた気はしましたが、(発音だけの問題であるため)どの表記を使用しても問題はないと考えられます。
花殻摘みは行った方が良いの?
メランポジウムは咲き終わった花を覆い被せるように新しい枝葉が伸びるため、特に花殻摘みを行わなくても綺麗な見た目を保つことが可能です。しかしながら、花殻摘みを行った方が種に余分な養分を回す必要がないため、より多くの花を咲かせてくれるようになります。
なお、メランポジウムはこぼれ種から発芽しやすいことでも知られています。そのため翌年以降も継続して楽しみたい場合は、敢えて一部の花殻を残し、種を育てておくと良いかもしれません。
メランポジウム:ジャックポット[タネ]