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昨日に引き続き、今日も新たに花壇へやって来た花の話題です。(昨日取り上げた)ニチニチソウ、マリーゴールド、トレニアと同じタイミングで、こちらのキキョウも購入してきました。元々私の実家でキキョウを育てていたこともあり、懐かしさのあまり衝動買いしてしまった感じです。
今回購入した株は既に見頃を過ぎかけていますが、花が咲く直前には風船のように膨らんだ蕾を見ることができます。幼少期の私はこのつぼみを面白がってしょっちゅう潰していたのですが、そもそもなぜ膨らんでいるのでしょうか?
キキョウの概要
科・属名:キキョウ科キキョウ属
種別:多年草
花色:紫、白、ピンク
花期:6〜9月
原産:日本、朝鮮半島、中国
別名:オカトトキ、バルーンフラワーなど
花言葉:永遠の愛、変わらぬ愛、誠実、気品など
◎特徴:
日本、朝鮮半島、中国を原産とする多年草で、日当たりの良い山野に分布しています。日本でも全域に分布していますが、生育適地が減少していることから(野生種は)絶滅危惧種に指定されています。園芸用として流通しているものは大半が改良品種で、中にはピンク色の花や八重の花を咲かせる品種もあります。
秋の七草の一つであることから秋に開花するイメージがありますが、実際には6月頃から花を見かけることができます。
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キキョウの蕾が膨らむのはなぜ?
冒頭でも触れたとおり、キキョウの蕾は風船のように膨らむ性質を持ちます。その性質から海外では「バルーンフラワー」と呼ばれることもあるようですが、そもそも何故膨らむ必要があるのでしょうか?
理由について調べてみたのですが…あまり知られていないようで、有力な説を見つけ出すことができませんでした。同じように膨らむ植物としてはホオズキなどが挙げられますが、ホオズキの場合は中の実や種を守るために膨らんでいるようです。あくまで私の推測ですが、キキョウの蕾に関しても中の雌しべ・雄しべを守るために膨らんでいるのかもしれません。
なお、蕾の中に含まれる気体は養分吸収や光合成の際に生じたもののようです。したがって、キキョウ特有の特別な気体が入っている…というわけではなく、至って普通の空気だと考えられます。
蕾を手で潰しても問題ないの?
ぷっくり膨らんだ蕾を見ていると、思わず触ったり潰したくなってしまいますよね(私だけでしょうか…?)。当時は何も考えずに潰していたのですが、その後開花する花に影響はないのでしょうか?
実家にいた頃に検証してみたことがあるのですが、蕾を手で潰しても花自体は咲いてくれるようです。ただ形が悪くなってしまったり、綺麗に開花しなかったケースもあったため、「キキョウの蕾を手で潰す遊び」はほどほどにした方が良いのかもしれません。
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