アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【ヨウシュヤマゴボウ】有毒植物のためご用心!山ごぼうとの関係は?

◎関連記事はこちら

【実生ブドウ】寒い冬がチャンス!ブドウの剪定時期はいつ? - アタマの中は花畑

 

10シーズン目を迎えた我が家の実生ブドウは、今年も収穫なしに終わりました。毎年芽吹きの季節になると「今年こそは蕾が付いていないか?」と期待してしまうのですが、現実はそこまで甘くないようです。。。

f:id:matundaba79:20220814205402j:image

 

我が家でのブドウ収穫は来年以降に持ち越しとなりましたが、「ブドウのような実」であれば今年でも簡単に見つけることができます。それがこちらのヨウシュヤマゴボウです。

f:id:matundaba79:20220814021629j:image

実だけを見るとブドウのようにも見えてしまいますが、名前からするとゴボウの仲間なのかもしれません。実際のところ、ヨウシュヤマゴボウとは一体どんな植物なのでしょうか?

 

 

ヨウシュヤマゴボウの概要

f:id:matundaba79:20220814030445j:image

科・属名:ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属

種別:多年草

花色:白

花期:6〜9月

原産:北アメリカ

別名:アメリカヤマゴボウなど

花言葉:野生、元気、内縁の妻など

◎特徴:

北アメリカ原産の多年草で、日本では多年草として各地に分布しています。地上部は冬に枯れてしまいますが、夏〜秋になると草丈2mを超えることもあります。赤みを帯びた茎やブドウのような実が特徴で、生花として用いられることもあります。

 

名前の由来は?

ヨウシュヤマゴボウは漢字で「洋種山牛蒡」と記載するため、「洋種」と「山牛蒡」が名前の由来に関係していそうです。

ヨウシュヤマゴボウの根は太く真っ直ぐ伸びる性質があり、ヤマゴボウの根に類似しています。但し、ヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産の帰化植物であり、ヤマゴボウとは少し異なる植物です。したがって、海外からやって来たヤマゴボウに似た植物=ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)と名付けられたようです。

f:id:matundaba79:20220814204239j:image

 

食用の「山ごぼう」との関係は?

ヤマゴボウといえば「山ごぼう漬」などを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。各地の名産品として土産物店に陳列されているのともありますが、ヨウシュヤマゴボウとは何か関係があるのでしょうか?

f:id:matundaba79:20220814205030j:image

 

調べてみたところ、山ごぼう漬の主な原料はモリアザミ(キク科アザミ属)であり、ヨウシュヤマゴボウとは全く無関係であることがわかりました。なお、ヨウシュヤマゴボウは果実や根を中心に有毒成分(フィトラッカトリシン)を含み、摂取すると腹痛・下痢・嘔吐などを引き起こします。最悪の場合死に至るケースもあるため、決して「山ごぼう」と混同して摂取しないようにしましょう。