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【現乃証拠】ゲンノショウコの薬用効果について〜アメリカフウロとの違いは?〜

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本ブログでも度々進捗を報告していますが、今年の1月より「全ての頭文字の花の写真を撮影することはできるのか?」という長期検証に挑戦しています。その中でも難関の1つと考えていたのが「げ」なのですが、先日ようやく該当する植物を見つけることができました。

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ということで、今回取り上げるのは「ゲンノショウコ」と呼ばれる野草です。ゲンノショウコは薬草としても知られていますが、一体どのような効果があるのでしょうか?

 

 

ゲンノショウコの概要

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科・属名:フウロソウ科フウロソウ属

種別:多年草

花色:白、ピンク、紫

花期:7〜10月

原産:日本、朝鮮半島、中国

別名:ミコシグサ、イシャイラズ、フウロソウなど

花言葉:心の強さなど

◎特徴:

日本・朝鮮半島・中国を原産とする多年草で、日本では北海道〜九州を中心に分布しています。花色は白・ピンク・紫ですが、東日本ではこのうち白系の花が多く、西日本や日本海側ではピンク・紫系の花が多いと言われています。実が裂けた姿が神輿の屋根部分に似ていることから、ミコシグサと呼ばれることもあります。

 

ゲンノショウコの薬用効果は?

ゲンノショウコは別名で「イシャイラズ(医者要らず)」と呼ばれるほど、古くから薬草として親しまれています。葉にはポリフェノールの一種であるタンニン(ゲラニイン)が多く含まれており、主に下痢止めに効果があると言われています。「ゲンノショウコ」という名前に関しても、服用してすぐに下痢止めの効果が現れるため「現の証拠」と呼ばれたことが由来だとされています。

下痢止め以外の効用としては、便秘止めや整腸効果などが挙げられます。ゲンノショウコを薬草として服用する場合は、夏〜秋の花期に地上部を収穫し、乾燥させてから使用します。

 

ゲンノショウコとアメリカフウロの違いは?

お恥ずかしいことに、実はつい最近までゲンノショウコとアメリカフウロを勘違いしていました。どちらもフウロソウ科フウロソウ属の野草なのですが、両者には以下のような違いがあります。

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◎ゲンノショウコの特徴(写真左)

・日本原産の多年草

・花期は7〜10月頃

・アメリカフウロに比べると葉の切れ込みは浅い

・薬用効果がある

 

◎アメリカフウロの特徴(写真右)

・北アメリカ原産の一年草(帰化植物)

・花期は5〜6月頃

・葉の切れ込みが深く、縁が赤くなることもある

・薬用効果はないと考えられる


(1ポット)ゲンノショウコ 9cmポット苗 耐寒性多年草/ミコシグサ/フウロソウ/※今季開花終了