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先日の記事の中で「寒い地域に生える広葉樹」の1つとして白樺(シラカバ、シラカンバ)を取り上げました。その後、白樺以外の樹木をもう1種類思い付いたため、今回はその樹木のことを記事にしたいと思います。
ということで、今回ご紹介するのはブナです。ブナに関しても私の住んでいる地域ではほとんど見かけることはなく、どちらかと言えば標高の高い場所に生えているイメージです。白樺と同様、やはりブナも暑さに弱いのでしょうか?
ブナの概要
科・属名:ブナ科ブナ属
種別:落葉高木
花色:黄褐色
花期:4〜5月
原産:中国
別名:ホンブナ、シロブナ、ソバグリなど
花言葉:独立、勇気など
◎特徴:
中国原産の落葉高木で、日本では東北地方を中心に北海道〜九州まで広く分布しています。木全体の雄大な美しさから「森の女王」と呼ばれる一方で、木材としてあまり役に立たない(生育が遅い・腐りやすい・変形しやすい)ことから漢字では「木に無(=橅)」と記載します。ブナ科の樹木であり、10〜11月頃に採れる三角錐状の果実はドングリの一種です。
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ブナは暑さに弱い樹木なのか?
概要欄でも触れたとおり、ブナは北海道〜九州にかけて広く分布しています。しかしながら暑さや乾燥に弱いため、その分布域はやや限られます。例えば東京近郊の場合は、奥多摩や丹沢山地をはじめとした標高の高い地域で見かけることができます。
その一方で寒さや大雪には強く、世界自然遺産でも知られる白神山地(東北地方)には日本最大のブナ林が広がっています。
実生ブナ企画も始動!?
先日軽い登山をした際にブナの実を拾うことができました。木を見るだけではブナかどうか分からなかったのですが、足元に目を向けてみると三角錐状の実がたくさん落ちていました。
先日の白樺と同様、ブナもいつか実をまいて育ててみたい樹木の1つです。そのため、今回拾った種を使って「実生ブナ企画」をスタートさせる日が来るかもしれません。
(2022.11.10追記:)
その後、空いている鉢にブナの実を10個ほどまいてみました。中身が詰まっていそうなものを選んだつもりですが、果たして…?
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