先日、会社近くの中華料理屋で昼食を食べた際、付け合わせとしてザーサイ(搾菜)が出てきました。私自身、実は漬け物がちょっと苦手なのですが…ザーサイに関しては昔から好き好んで食べていた数少ない漬け物の1つです。
(※写真はイメージです)
そんなザーサイですが、原料として何が使われているのか皆さまご存知でしょうか。見たところ何かの野菜のようにも見えますが…その正体は一体何なのでしょうか?
ザーサイの正体は?
日本でザーサイと呼ばれているのは、主に「ザーサイと呼ばれる野菜を加工した漬け物」のことです。ザーサイの茎の付け根部分(青頭菜(チントウツァイ))はこぶのように膨らむ性質を持ち、この部分を塩と酢で漬け込むことでよく知られている「ザーサイ(の漬け物)」が完成します。
なお、その見た目や食感が何となくメンマ(しなちく)にも似ていますが…メンマは麻竹を原料としているため両者は全く異なります。
ザーサイの概要
ここで、野菜であるザーサイの概要についても簡単にご紹介します(※引用可能な写真が見つからなかったため、商品リンクで失礼いたします)。
増田採種場 ちからこぶザーサイ(育成) ザーサイ・搾菜種子 コート 200粒
科・属名:アブラナ科アブラナ属
種別:一年草(越年草)
花色:黄
花期:3〜4月
収穫期:2〜3月
原産:中国
別名:ザーツアイ(搾菜)など
花言葉:平静、無関心、静穏など
◎特徴:
中国原産の一年草(越年草)で、主に茎を食用とする茎菜類です。からし菜の変種とされていますが、生のザーサイは辛味をほとんど持ちません。また漬物に加工することでコリコリとした食感が楽しめるため、「畑のアワビ」と呼ばれることもあります。
日本でも栽培可能?
ザーサイと言えば中華料理(=中国)のイメージですが、実は日本でも生産されています。日本では東北地方南部〜関東地方を中心に栽培されているものの、原産地でもある中国と比較するとその量はわずかで、現在でも大半を中国からの輸入に頼っています。四季の変化が大きい日本では大量生産が難しいと言われていますが、品種改良が進み日本の気候に合った品種も流通し始めているようです。
なお、家庭で楽しむ分であれば日本でも手軽に栽培することができます。プランターや鉢での栽培も可能なようなので、もしかしたら意外と育てている方が多いのかもしれません。また、収穫したザーサイは漬け物のほか、炒め物などに調理しても美味しくいただくことができます。