アタマの中は花畑

小さな花壇と家庭菜園を手に入れたガーデニング初心者の日々

【雑談】名前に「ベリー」が付く果物一覧〜それぞれの名前の由来は?〜

◎前回の記事はこちら

【リンゴンベリー】IKEAのドリンクバーにある「あの赤い飲み物」の正体は? - アタマの中は花畑

 

前回の記事の中で、IKEAのドリンクバーに名前を連ねる「リンゴンベリー(コケモモ)」についてご紹介しました。この時ふと思ったのですが、リンゴンベリーを含め名前に「ベリー」が付く果物って意外と多いような気がします。代表的なところではイチゴ(ストロベリー)、ブルーベリー、ラズベリーなどが挙げられるでしょうか。

ということで今回は、名前に「ベリー」が付く果物をまとめてご紹介してみたいと思います。

 

 

「ベリー」の定義について

ベリー(Berry)とは、小型で多肉質・多汁質な果実の総称です。果皮などに水分を多く含むことから液果(えきか)とも呼ばれ、その多くは食用とされています。なお科名・属名による制約はないため、「ベリー」にはさまざまな科・属の果物が含まれています。

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果実の特徴で定義されているもののその切り分けはやや曖昧で、その大半が昔からの慣習で呼び分けられています。例えばぶどうやさくらんぼもその条件を満たしていますが、一般的には「ベリー」と呼ばれていません。

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名前に「ベリー」が付く果物一覧

ここからは、名前に「ベリー」が付く果物とその名前の由来をまとめてご紹介したいと思います。

なお今回記載した由来はあくまでも一説であり、中には諸説ある品種も含まれていますのでご容赦いただければと思います。

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◎エルダーベリー

・別名ニワトコ。火(アンドロ・サクソン語でエルド(炎))を起こす際に枝が使われていたことに由来。

◎キウイベリー

・別名サルナシ。実の断面がキウイフルーツに似ていることが由来。

◎グースベリー(グズベリー)

・別名スグリ(またはセイヨウスグリ)。ダチョウ(goose)料理によく使われていたことが由来。

◎クラウドベリー

・別名ホロムイイチゴ。自生地の土壌が雲のようにふわふわした泥炭湿地であることに由来。

◎クランベリー

・別名ツルコケモモ。花の形が鶴(Crane)の頭に似ていることが由来。

◎ゴジベリー

・別名クコ。中国語でクコを示す枸杞(gǒuqǐ)が由来。

◎ゴールデンベリー

・別名食用ホオズキ。黄色味を帯びた実を付けることが由来。

◎サーモンベリー

・サーモンピンク色の実を付けることが由来。

◎シーベリー

・別名サジー。この実を好んだとされるサジー(ペガサス)が海辺の砂浜に生息していたことに由来。

◎ジャパニーズラズベリー

・別名ナワシロイチゴ。ラズベリーの仲間かつ日本原産であることが由来。

◎ジューンベリー(サスカトゥーンベリー)

・果実が6月(June)に収穫できることが由来。

◎ジュニパーベリー

・別名セイヨウネズ。ケルト語で渋いことを示す「Juniperus」に由来。

◎シルバーベリー

・別名グミ。葉や実が銀色を帯びていることに由来?(詳細不明)

◎ストロベリー

・別名イチゴ。栽培の際に藁(Straw)を敷いていたことが由来。

◎タイベリー

・別名メジナ。スコットランドの川(River Tay)が由来。

◎チェッカーベリー

・別名ヒメコウジ。冬に赤い実を付ける(checker)ことが由来。

◎チョークベリー

・別名アロニア。喉が締め付けられるほど渋い(choke)ことが由来。

◎ハックルベリー

・「小さなもの」を示すアメリカ英語のスラングが由来。

◎ブラックベリー

・黒みを帯びた実を付けることが由来。

◎ブルーベリー(ビルベリー)

・青みを帯びた実を付けることが由来。ビルベリーはブルーベリーの近縁種(野生種)。

◎ボイセンベリー(アドベリー)

・生産者の名前(ルドルフ・ボイセン氏)が由来。

◎マルベリー

・別名クワ。古代ギリシャ語でブラックマルベリーを示す「Morus」が由来。

◎ラズベリー

・果実の表面がデコボコしており、ヤスリ(Rasp)に見立てられたことが由来。

◎リンゴンベリー(カウベリー)

・別名コケモモ。スウェーデン語でコケモモを示す「Lingon」が由来。

◎ローワンベリー

・別名セイヨウナナカマド。北欧で魔除けを示す「Runa」が由来。

◎ワイルドストロベリー

・野生種かつストロベリー(イチゴ)に似ていることが由来。

◎ワックスベリー

・別名ヤマモモ。実の質感がワックス状であることに由来。

 

今年もありがとうございました!

本記事をもって、2022年に投稿する記事は最後になる見込みです。私も渋滞に巻き込まれつつ帰省し、現在は実家でゆっくりしています。

今年も残すところあと1日少々、どうか皆さまも良いお年をお迎えください。