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【連翹】実は誤解で付けられた!?レンギョウの名前の由来について

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昨年1月に「全ての頭文字の花の写真を撮影することはできるのか?」という見切り発車気味の企画をスタートし、昨年末時点で67/69種類の花を撮影することができました。(※一部無理やりな頭文字もありますが悪しからず。。。)

 

しかしながら「れ」「ご」の2音が残ってしまったため企画を延長していたのですが、先日そのうちの1音であるレンギョウを見つけることができました。せっかくの機会なので、今回はレンギョウについて少しだけご紹介したいと思います。

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レンギョウ(連翹)の概要

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科・属名:モクセイ科レンギョウ属

種別:落葉低木

花色:黄

花期:3〜4月

原産:中国

別名:レンギョウウツギ、イタチハゼなど

花言葉:希望、希望の実現など

◎特徴:

中国原産の落葉低木で、耐暑性・耐寒性の双方に優れることから庭園や公園でも多く見かけることができます。早春〜春にかけて鈴のような黄色の花を咲かせ、その様子から海外ではゴールデンベルとも呼ばれています。

なお「レンギョウ」はモクセイ科レンギョウ属に属する植物の総称で、代表的な品種としてはレンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウなどが挙げられます。日本原産の品種としてはヤマトレンギョウやショウドシマレンギョウが挙げられますが、年々数を減らしており、現在ではどちらも絶滅危惧種に指定されています。

 

名前の由来は?

レンギョウは漢字で「連翹」と記載しますが、原産地である中国では「黄寿丹」と呼ばれています。てっきり漢名を音読みしたものがレンギョウだと思っていたのですが…表記が変わってしまったのは一体なぜなのでしょうか?

 

実は、連翹は元々トモエソウ(オトギリソウ科)と呼ばれる植物を指す漢名でした。ところが、レンギョウが日本へ渡来した際に「黄寿丹」ではなく「連翹」だと誤って伝わってしまったようです。その後、連翹の音読みである「レンギョウ」が日本で定着し、現在に至ると言われています。てっきり由緒正しき由来があるのかと思いきや、誤解によって名付けられたちょっと可哀想な植物だったんですね。

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▲トモエソウ(参考)

 

【余談】頭文字が「れ」で始まる花と言えば?

今回「れ」から始まる花を探すのに1年以上要してしまった訳ですが、頭文字が「れ」の花は他に以下が挙げられます。こうして見ると春に開花すものが多く、春の撮影シーズンを1度逃してしまうと次の春まで待たなければならないことがわかります。私が昨年春に撮影できていれば、この企画ももう少し早く終われていたかもしれません。

◎レースフラワー

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◎レッドロビン

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◎レモン

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◎レンゲ

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◎レンゲショウマ

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◎レンゲツツジ

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