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昨年11月、軽い登山をした際に拾ったブナの実をダメ元で10粒ほどまいてみました。ブナは暑さや乾燥に弱い樹木とされているため、正直なところ発芽するかどうかは半々くらいだと思っていました。
(タイトルの通りですが)先日なんと発芽していることに気付きました。ということで、今回から不定期に「実生ブナ企画」をお送りしたいと思います。
4月1日撮影
冬の間は他の花と同じタイミングで水を与える程度で、特にブナに気に掛けることはありませんでした。そんな中、私が鉢の「変化」に気付いたのは4月1日のことでした。
3月の段階で既に雑草の芽は何本か生えていたのですが、この日は「雑草とは明らかに異なる大きな芽」を2本確認することができました。この日の時点ではブナだと断定できなかったものの、ブナの可能性は高そうなので観察を続けてみることにしました。
4月4日撮影
先日確認した芽のうち1本の子葉(双葉)が持ち上がり始めました。子葉の外側に付いているのは昨秋にまいた実の殻(果皮)なので、この芽はブナで間違いなさそうです。
4月9日撮影
そして現在は合計3本の芽を確認しています。昨秋にまいた実は10粒だったので、発芽率は30%ということになります(※もしかしたら他の実も今後発芽するかもしれませんが)。ダメ元だと思っていたところからの発芽率30%であれば、ここまではまずまず成功だと言えそうです。
最も生育の良いものは子葉が開き、早くも本葉が顔を出していました。実生ブナを育てるのはもちろん初めてなので、ここから先どのように成長するのか、わたしもワクワクしながら観察を続けていきたいと思います。
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(何か動きがあれば更新)