アタマの中は花畑

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【花水木・山法師】ハナミズキとヤマボウシの特徴・違いについて

 

先日(といっても1週間以上前の話ですが)、近所に街路樹として植えられているハナミズキが見頃を迎えていました。ハナミズキは花→新緑→紅葉→落葉という1年のサイクルがはっきりしているため、1本の木で季節を感じられる点が魅力的ですよね。

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そんなハナミズキですが、以前「ヤマボウシ」と呼ばれる花と見間違えてしまったことがあります。ハナミズキとヤマボウシは見た目がかなり似ているのですが、実際のところ両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

 

 

ハナミズキ(花水木)の概要

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科・属名:ミズキ科ミズキ属

種別:落葉高木

花色:ピンク、白、赤(※厳密には黄〜黄緑)

花期:4〜5月

原産:北アメリカ

別名:アメリカヤマボウシ

花言葉:永続性、返礼、私の想いを受けてくださいなど

◎特徴:

北アメリカ原産の落葉高木で、日本ヘは明治中期に渡来しました。ミズキ科の花木、かつ花が目立つことから「ハナミズキ」と名付けられました。ハナミズキの花は、中央にある黄〜黄緑の部分のみです(※大きな花弁のように見えるピンクや白の部分は総苞片(そうほうべん)と呼ばれる葉で、花ではありません)。

1912年に当時の東京市長がアメリカ・ワシントンに桜を寄贈した際、その返礼としてハナミズキを受け取ったこともよく知られています。花言葉の1つに「返礼」が入っているのも、当時の経緯を踏まえたものだとされています。

 

ヤマボウシ(山法師)の概要

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科・属名:ミズキ科ミズキ属

種別:落葉高木

花色:白、ピンク(※厳密には黄〜黄緑)

花期:6〜7月

原産:日本、朝鮮半島、中国

別名:ヤマグワなど

花言葉:友情など

◎特徴:

日本、朝鮮半島、中国を原産とする落葉高木で、日本では東北〜沖縄地方にかけて分布しています。ハナミズキと同様、こちらも中央にある黄〜黄緑の部分のみが花にあたり、花弁のように見える白い部分は総苞片です。

実の表面には凹凸があり、見た目が桑に似ていることなどからヤマグワ(山桑)と呼ばれることもあります。

 

ハナミズキとヤマボウシの違いは?

ハナミズキとヤマボウシはどちらもミズキ科ミズキ属に属しており、その性質はとてもよく似ています。ただ厳密には以下のような違いがあり、分かりやすいところでは花期や実の形状で見分けることができます。本記事投稿時点(4月下旬)であれば、見かけることができる花はほぼ全てハナミズキだと考えられます。

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▲ハナミズキの花(左)とヤマボウシの花(右)

 

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▲ハナミズキの実(左)とヤマボウシの実(右)

 

◎ハナミズキの特徴(写真左)

・花期は4〜5月頃

・総苞片は丸みを帯びており、先端部分は少しへこんでいる

・葉が伸びる前に開花する

・1本の枝に複数の実がまとまって付き、表面には光沢がある

・実は食用に適さない

・樹皮が縦方向に細かく裂ける

 

◎ヤマボウシの特徴(写真右)

・花期は6〜7月頃

・総苞片の先端が尖っている

・葉が伸びてから開花する

・1本の枝につき実は1個で、表面には光沢がなく凸凹を持つ

・実は食用となる

・樹皮はほとんど裂けない


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